突然転勤族になってしまい、引っ越し経験5度目になりました。引っ越し作業にも慣れましたが、ポイントは、「大きな家具を使わない」「ものを増やさないこと」に尽きると思います。実際に我が家で心がけている引越しをしやすくするための工夫についてお話します。
大きな家具を使わない
我が家にはタンスがありません。衣装ケースを1人数個用意すれば、押入れやクローゼットに自由に置いて服を収納できるからです。部屋に直接置くこともできます。
衣装ケースをカーテンのような布で上から覆えば、カバン等が置ける即席の棚もできるのです。小さい衣装ケースは衣類を入れたまま密閉すれば、そのまま引っ越し業者さんに運んでもらえるメリットもあります。
衣装ケースは透明なものが多いので、キレイな包装紙をケースの内側に貼れば、衣類を隠しケースをオシャレにデコレーションすることもできるので、飽きがきません。
タンスのような大きな背の高い家具がないと、部屋の中が広く見えるので開放感があるというメリットもあります。
とことん工夫する
最近お風呂場の収納で悩みました。カビ防止のため洗面器3個を、床置きではなく壁掛けにしようと試みていたのですが、吸盤タイプのフックでは急に外れてしまうことがあったのです。
困った時に考えるのが、オズボーンのチェックリスト法。アイデアを出す方法で、大きくする・小さくする・逆にする…などの様々なヒントにあてはめて問題を解決するのです。そこで「洗面器に穴を開けて、お風呂場のタオル掛けに、ボディスポンジとともに吊るす」方法を思いつきました。
お風呂場のタオル掛けは、家族分のボディスポンジが、百均で買ったクリップによって並べて吊るしてあり、横方向には洗面器を掛けるスペースはありませんでした。そこで、タオル掛けに紐を取り付け、紐先にクリップを結んで、ボディスポンジの下のスペースに洗面器が掛けられる形にしたのです。
洗面器に穴を開けたのは、紐先でゆらゆら動くクリップでも洗面器をしっかり掛けられるようにするためでした。プラスチックの安い洗面器なので、プラス溝のドライバーで穴を開けるに際し問題はありませんでした。ギザギザに開いた穴は百均の紙やすり600番程度で軽くこすればフラットになり、穴の縁でケガをすることもなく安全に使えています。
買う前に必要か様子を見る
この頃、お風呂場のシャワーフックを利用したラックが多く見られるようになりました。シャワー掛けとシャンプーボトルの収納が兼用になっていて、オシャレでスッキリしていて憧れます。
しかし本当に必要になるまで、あくまで様子見です。賃貸住宅のシャワーフックが、ラック重さに耐えられるかわからない事もありますが、ラックを買えばものが1つ増えてしまいます。
半年程保留すると、不要なものなら欲しかった事も忘れてしまうので、迷ったら様子見がおススメです。
まとめ
転勤族の引越しはいかに物を増やさずに生活することが大きなポイントになってきます。
物を増やさない工夫は、お金の節約と頭の体操になります。時間が無くても、就寝間際や家事をしている時など、あれこれ考えていれば何か解決するものです。さらにはゴミが減って地球環境にも役立ちます。
転勤族は日頃からコンパクトな生活を心がけているので、災害時にも強いのではないでしょうか。