老犬の床ずれの処置にワセリンやオロナインは効果ある?

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犬の床ずれとは、人間と同じように、同じ体勢で長時間寝続けていると、身体の特定の場所が圧迫されて、その部分の血流が悪くなって皮膚組織にダメージが与えられて引き起こります。老犬の場合は、なかなか自分で寝返りをうつことが難しくなるので起こりやすいと言われています。今回は犬の床ずれについてお話します。

犬の床ずれがひどい時の対処法

床ずれは一度起きてしまうと再発しやすいので、飼い主さんによる事前のケアが大切です。愛犬があまり動かなくなってきたり、寝たきりになってきたりしたら真っ先に床ずれの予防をしてあげてください。

床ずれの対処法で一番大切なことは、同じ体勢を長時間とらせないことと、体重が一か所にかからないようにすることです。寝たきりになってしまった犬の場合は、2~3時間おきに体位を変えてあげたり、骨や関節部分に負担がかからないように柔らかいクッションを用意してあげたりしてください。床ずれには床ずれ用のドーナツ型クッションが最適と言われているので、チェックしてみてください。

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犬の床ずれにはワセリンが効く?

温潤療法という治療法があります。これは、傷口を乾燥させずに潤った状態を保つ治療法です。傷口からでてくる体液には浸出液といって傷を治すための成分がたっぷりと入っている為、この体液をそのまま利用する方法です。

そこで、傷口を潤った状態を保たせるために、傷口にワセリンを塗ってラップでフタをします。さらにその上からラップが取れないようにガーゼで固定すれば完璧です!こうすることで、浸出液をそのまま傷口に留めておくことが出来ます。

ちなみに、この温潤療法は、床ずれだけではなく、切り傷やヤケドをしてしまった時にも効果的なので覚えておくと便利です!また、ワセリンは保湿成分のみなので、舐めてしまったとしてもなんの問題もないので一番安心して使うことが出来ます。

通院して軟膏を用いる方法は、かさぶたが出来て剥がれて…を繰り返して長期間に渡る治療になるため、時間もお金もかかりますが、湿潤療法は短期間で綺麗に治るのも嬉しいポイントです!必要なものはドラッグストアで揃えることが出来るのでお財布にも優しいですね!

犬の床ずれにはオロナインが効く?

人間にとってオロナインは昔から万能薬と言われて、ちょっとした怪我やヤケドなどの時には塗っておくと良いと言われていますよね。オロナインの主な働きは、殺菌消毒です。その他、オリーブオイルやワセリンなどの保湿成分も入っています。ですので、成分的には塗っても問題ありませんし、応急処置として塗ってあげることは良いと思います。

ただ、軟膏を塗るとそれが刺激になってしまって、余計に舐めてしまうことが稀にあります。オロナインには殺菌消毒の成分はあっても炎症を抑える成分は無いので、症状がひどい場合にはあまり効果がないかもしれません。応急処置として塗って、病院に連れて行くなどしてあげてください。

まとめ

寝たきりになってしまった犬の世話は、想像以上に大変です。床ずれは、あっという間に進行してしまうのが怖い所です。再発もしやすく、治療にも時間がかかります。

また、床ずれが出来てしまうと、身体が痒くて痛いので、生活の質も格段に低下してしまいます。寝たきり状態になってきてしまったら注意深く、見てあげてください。骨が出っ張っていて脂肪や筋肉が少ない部分(ほお、肩、腰、前足首、後足首など)は床ずれができやすくなるので特に注意が必要です!

犬にとって頼りに出来るのは飼い主さんだけです。弱っている犬の状態を見るのは飼い主さんにとってもつらいことだと思いますが、「今、一番心地良い環境」を考え、整えてあげることが大切です。

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