暑い時期になると、室内はどこに行ってもクーラーがガンガンにかかっていたり、外に出ると蒸し風呂のように暑かったりで、体調を崩してしまう方も多いと思います。せめて家に居るときくらいはクーラーを使いたくない!なんて思っても、結局我慢できずにクーラーのスイッチオン…なんてこと、よくありますよね。
では一体、クーラーが苦手になってしまう原因とはなんなのでしょうか。また、クーラーが苦手な人が出来る対策とはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、クーラーが苦手な人についてお話していきます。
クーラーが苦手な原因とは?
クーラーが苦手な人のことを「冷房弱者」や「冷房病」や「クーラー病」などと呼んだりしますよね。では、一体何が原因でそれらの体質になってしまうのでしょうか。
まず、男女では体感の温度が約2℃違います。男性は、女性と比較して脂肪が少なく、筋肉量が多いです。そのため、基本的に代謝が高く、体の中で熱をたくさん作っているのです。一方、女性は男性と比較すると代謝が低いです。ですので、男性よりも女性の方がクーラーを苦手に感じる人は多いでしょう。
そしてもうひとつは「自律神経の乱れ」が原因です。クーラーでガンガンに冷やされた室内と、非常に暑い屋外を行ったり来たりすることで、身体は急激な気温差を感じます。その気温差に身体がついていくことが出来ずに、自律神経のバランスを崩してしまいます。
クーラーが苦手な男性の特徴
先程、女性の方がクーラーを苦手に感じる人は多い、と書きましたが、男性にもクーラーを苦手に感じる人は多数います。筋肉量が大きく関係するので、日頃から運動不足だったり、年を重ねると自然に筋肉量は減ってくるので、それらも原因の一つとして考えることが出来ます。
もうひとつは先程もお話しした「自律神経の乱れ」が考えられます。仕事柄、室内と屋外を行き来する回数が多い方もいると思いますが、多ければ多いほど身体には負担となるので、頭の片隅にでも置いておいてください。
クーラーが苦手な人たちの対策方法
クーラー自体を自分一人の判断では操作できない状況はたくさんありますよね。そんな時は自分で自分の身を守るしかありません!簡単にできるクーラー対策をいくつか提案します。
●羽織もの
カーディガンやジャケットなど、着脱可能な羽織ものを1枚持っていれば安心です。
●マスク
マスクをすることで体感温度が上がることは証明されています。
●腹巻
身体の中心であるお腹と腰をあたためると、末端も冷えにくくなります。
●ひざかけ
冷え性の方は1年中使用できる強い味方ですね。
●レッグウォーマーや靴下
夏はサンダルなどで素足の方も多いですよね。素足は冷えやすいので、室内に居るときだけでも、靴の上からでも履きやすいレッグウォーマーや、履ける方は靴下を履くことも効果的です。
●扇風機
これは寝るときにおすすめです。クーラーをかけて寝たくないけど、窓も締め切って寝ようとすると暑くて眠れませんよね。そんな時は扇風機を上手に活用してみてください。
タイマー機能のついた扇風機が好ましいです。そして一か所固定で風を当てるのは身体によくないので、首振り機能を使ってくださいね。扇風機の風があたるところに濡れタオルを干しておくと、冷たい風があたるので気持ち良いですよ。
まとめ
私自身も。学生の頃までは1秒でも早くクーラーのきいた室内に入りたかったのですが、年を重ねるにつれてクーラーのきいた室内が苦手になっている自分がいました。年と共に身体も変化していくので、その時の自分に合った過ごし方や対策などを見つけていくことが大事だなと思いました。