貧血になると母乳が出ないのはなぜ?原因と対策とは?

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母乳育児をしたいと思っても、思うように母乳が出ず悩んでいる女性が少なくありません。母乳が出にくくなる原因の一つに貧血があります。では、貧血と母乳にはどのような関係があり、どうすれば改善できるのでしょうか。

母乳が出ない原因は産後の貧血

女性は毎月の生理があるためもともと貧血になりやすいですが、妊娠・出産をするとさらに貧血への注意が必要です。血液は血漿(けっしょう)と血球からできています。血漿は血液の液体成分で、血球は赤血球は血小板、白血球などが含まれています。妊娠をすると胎児のための血液が必要になります。

血漿と血球はどちらも増えるのですが、血漿が増える割合にたいして赤血球の増える割合が少ないので貧血になります。胎児の成長のために鉄分も多く必要となり、赤血球をたくさん作るための鉄分が不足します。このような理由で妊娠をすると貧血になりやすくなります。

出産では大量に出血をします。大量に血液を失うことで貧血になります。母乳は血液から作られているので、貧血になると母乳を十分に作ることができず、母乳がでにくくなります。

母乳が出ないときに摂取したい栄養素

母乳を出すためには貧血対策が大切です。産後の貧血は多くの場合、鉄欠乏が原因なので、鉄分を食事からしっかりと摂るようにしましょう。鉄分が多い食品は、レバー、かつお、あさり、ほうれん草、小松菜などです。

鉄分には主に動物性食品に含まれるヘム鉄と、主に植物性食品に含まれる非ヘム鉄の2種類があります。吸収率がよいのはヘム鉄で、非ヘム鉄はわずか2~5%程度しか吸収されません。

しかし、動物性タンパク質やビタミンCと一緒に摂取することで、非ヘム鉄の吸収率が高まります。ビタミンCが多い食品は、柑橘類、イチゴ、キウイ、パセリ、赤パプリカ、ブロッコリーなどです。ビタミンCは熱に弱いので生で食べるとことがおすすめです。

母乳が出ないときの食事の工夫

授乳中は赤ちゃんの世話で忙しく、食事をゆっくりと摂る時間があまりないと思います。しかし、健康な赤ちゃんを育てるためには、お母さんが健康であることが大切です。

赤ちゃんは母乳から栄養をもらっていて、その母乳はお母さんが食べたものからできた血液でできています。そのため、お母さんがしっかりと栄養を摂って健康でいることが大切なのです。

食事を作ったり食べたりする時間をとりにくいと思いますが、赤ちゃんが寝ているときにまとめて調理をして冷凍保存をしたり、家族に手伝ってもらうなどすると、食事の準備が楽になります。

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まとめ

  • 産後の貧血により母乳が出にくくなる。
  • 母乳を出すためには立つ鉄分をしっかり摂るようにする。
  • 赤ちゃんは母乳から栄養をもらうため、母親が健康であることが大切。時間がない中でも工夫をしてバランスよく食事とするように心がける。

母乳で育てたいと思っても、思うように出ないことも多々あります。そのような時は焦らず粉ミルクに頼りましょう。母乳にこだわるあまりストレスになっては意味がありません。

まず、心も身体も健康であることが大事です。せめて、しっかり食事をすることで身体のバランスを崩さないようにしましょう。

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