子育てをしているとイライラすることがあると思います。子供を叱りつけてしまって後悔することもあるのではないでしょうか。できればイライラしたくない、でもイライラを抑えられない、こんなときどうすればいいのでしょうか。
イライラの原因とは
子供が片付けをしない、宿題をしない、ご飯を残す、ぐずぐずするなど、イライラすることは人それぞれです。でも、これらには共通していることがあります。それは、自分以外のことにイライラをしていることです。
あなたが片付けないのではなく片付けないのは子供、あなたはテキパキと行動をしていてぐずぐずしているのは子供です。
「馬を水飲み場まで連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」という言葉がありますが、行動を矯正することはできません。自分以外を変えようと思っても難しいのです。
考えを変えてみる
片付けなくてイライラするのは、片付けないことによってどうにかなると思っているからではないでしょうか。部屋は常にきれいでなければならないなど、「こうでなければならない」という考えを持っていませんか。自分が持っている枠組みに外の世界がはまらないとイライラを感じます。
つまり、自分の考え方次第でイライラすることがあれば、イライラしないこともあるのです。
たとえば、レストランで注文した料理とは違ったものがでてきたとします。
そのとき、自分が食べたいものとは違うとイライラしたり怒る人がいる一方、自分が頼んだものとは違うけれど普段食べないものを食べるのこともいいかもしれない、食べてみたら意外とおいしかったとポジティブに捉える人もいます。考え方次第でイライラすることもあれば、ポジティブにも捉えられるのです。
体調管理にも気をつけて
体調が悪くて些細なことでもイライラしてしまうこともあります。子供の世話で忙しいと睡眠時間が不足しがちです。睡眠が不足をすると脳に疲労が蓄積をして些細なことでもイライラしやすくなります。
小さな子供がいると睡眠時間が少なくなってしまいますが、7時間程度は睡眠時間を確保するようにしましょう。夜眠れないときは昼寝をするのもよいでしょう。
長時間昼寝をすると夜に眠れなくなるので、昼寝は10分程度にしてください。わずかな時間でも眠ることで頭がスッキリとします。栄養不足もイライラの原因です。
カルシウムが不足するとイライラするといわれていますが、イライラ解消のためにはビタミンCも必要です。ビタミンCはストレスを感じたときに分泌される副腎皮質ホルモンの分泌に必要です。
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まとめ
イライラの元は結局自分の思うように行かないことが原因です。常に「~でなければいけない」という自分が作った枠の中にいるため、そこから外れるのが許せなくなってしまいます。
人間というのは自分中心です。例え相手が子供であれ、自分の枠から外れるとイライラするものです。そして、その時の精神状態で物事の捕らえ方に大きく影響してきます。
自分にゆとりさえあれば「イラッ」とすることを防ぐことができます。子供が寝ている間に何かしようとするので余計に身体がきつくなるのです。
子供が寝たら自分も少し横になるくらいのゆとりが大切です。不思議なもので母親がゆったりしていると子供がゆっくり寝てくれます。
このほうがお互いに穏やかに過ごせます。そうすればイライラすることも次第に減ってきます。母親が気分が良ければ、お子さんも気分がいいのは間違いありません。