【熱中症予防】お茶やコーヒー、アルコールは水分補給にならないのか?

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熱中症にならないためにために必要なのは水分と塩分を摂ることですが、お茶やコーヒー、アルコールなどは飲んでも水分として摂取したことにはなりません。この辺をふまえて、水分補給と脱水症状のお話をさせていただきます。

水分補給と脱水症状

夏になると熱中症で病院に運ばれた方のニュースを目にしますね。中には不幸にも命を落としてしまう方もいるほど暑さ対策は重要になります。

「脱水予防には水をたくさん飲めばいい」と思いがちですが、100点満点ではありません。実は脱水症状には大きく分けて2種類の脱水症状があるからです。

今回は暑さの他にもう1つ大切な、水分補給と脱水症状のお話をさせていただきます。

2種類の脱水症状の特徴

  • 水が不足している場合

単純な脱水は水を飲む量が少なく体に必要な水分が不足してしまうことで、起こります。喉の渇きに始まり、イライラも起こり、熱が出てしまうこともあります。

  • 水と塩分が不足している場合

水分のみではなく、汗をかいたり吐いてしまったり、下痢をしてしまうことで塩分が失われて起こります。塩分といっても汗で失われるナトリウム、下痢で失われるカリウムと2種類の塩分不足があり医療機関ではそれぞれ「低ナトリウム血漿」「低カリウムが血漿」と呼ばれています。

喉はあまり乾かず、放っておくと怠さや眠気から意識を失って命に関わることもある深刻な状態にまでなってしまいます。夏の暑い時期に汗をかいて、脱水になることが原因で、その後水だけを飲み続けてしまい塩分不足になってしまうことも多くあります。

脱水症状の対策

  • お茶やコーヒー、アルコールは水分として計算しない

脱水症状の予防はまずは体に必要な水分を飲むことです。体格にもよりますが1日に必要な水分は1500~2000ml、大きなペットボトル1本分になります。

大切なことはお茶やコーヒー、アルコールを含む水分は含まないことです。お茶やコーヒーのカフェインとアルコールには利尿作用があり、一緒に飲んだ水分と同じくらいの量がおしっこで失われてしまいます。さらにアルコールは分解するために水分が必要になります。

  • 塩分も補給すること

昔から塩を舐めて水を飲むと良いと言われていますが、間違いではありません。先ほどの塩分と水分が不足する脱水には必要な対策です。

暑い日に汗をかいた時、体調を崩して吐いてしまったり下痢になってしまった時にはスポーツドリンクやジュースなど塩分を含む飲み物で不足した塩分も補給しましょう。

まとめ

脱水は命にも関わる場合もあります。意識が遠のいてきたり、動悸がある、体が冷えてきた場合には脱水症状が悪化しています。すぐに医療機関を受診して、成分の整った飲み物の補給や点滴など適切な治療を受けましょう。

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