ノロウイルスに吐き気止めや下痢止めを服用してはいけないのはなぜ?

ノロウイルスはなぜ流行するのでしょうか。感染経路と予防方法、そしてノロウイルスにかかってしまったときの対処方法ついてお伝えします。

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ノロウイルスはなぜ流行する?

  • 乾燥の影響

ノロウイルスが流行する理由の1つに冬の乾燥があります。インフルエンザは乾燥に強いウイルスですが、ノロウイルスの流行に乾燥がなぜ影響するのでしょう。それは、衣服やカーペットなどについたノロウイルスが乾燥によってまいあがりやすくなるからでもあります。

  • 免疫力が下がる季節

ノロウイルスが流行するもう1つの理由には、冬場の免疫力の低下があります。ノロウイルスは人の腸の中で増えていきます。寒く体温の下がる冬場には腸の中での免疫の働きも下がり、ノロウイルスが活発になりやすくなります。

  • アルコール消毒が効かない

そして季節を問わずノロウイルスが流行する理由には、洗剤やアルコール消毒が効かないことがあります。

ノロウイルスの感染経路と予防方法

  • 生ものからの感染

ノロウイルスの感染経路で最も知られているのは、カキなどの二枚貝からの感染です。二枚貝は海で育ちますが、下水から流れたノロウイルスが海の中に溜まっていきます。
 
特に冬場はカキが旬を迎え、生牡蠣を食べる機会が増えてくる季節。美味しい生牡蠣ですがノロウイルスが流行している時期は避けたいものですね。

  • 直接接触感染

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ノロウイルスのもう1つの感染経路は人から人への感染です。ノロウイルスに感染した方の嘔吐物や便に直接触れてしまったものが口に入ることで感染してしまいます。
 
嘔吐物や便に直接触れることは少ないように思えますが、小さな子どもの世話や高齢の方の介護をされている方は触れてしまう機会があります。

  • 間接接触感染

そして、ノロウイルスが密かに流行する理由の1つに「人の手を介した感染」があります。これは、手と手で直接感染が広がるということではありません。まず、ノロウイルスに感染している人、生ものに直接人が手で触ります。
 
すると、その人の手にはノロウイルスがついてしまいます。ここで手を洗うとノロウイルスを洗い流すことができますが、手を洗わずに食器に触れてしまうことで、食器を使う人がノロウイルスに感染してしまうことになります。

吐き気止めや下痢止めを服用してはいけない

ノロウイルスに感染すると感染性胃腸炎と呼ばれる病気になります。この病気は微熱、吐き気と嘔吐、下痢を起こし人の体力を奪ってしまいます。元々若く健康な方では、命に関わるようなことは稀でしょう。
 
ですが、小さなお子さんや高齢の方、元々持病があり体力の下がっている方では命に関わります。感染性胃腸炎は吐き気と嘔吐、下痢が起こって「ノロウイルスかな?」と気づくことでしょう。この時点で医療機関に受診することをお勧めします。
 
吐き気止めや下痢止めを飲んで様子を見ようと思われる方も多くいます。ですが、吐き気や下痢はウイルスを体の外へ出そうとする私たちの体のちゃんとした働きです。
 
特効薬のないノロウイルスの治療は、失った水分と栄養を補い悪化を防ぐことを目的に行われます。吐きそうだから、下痢になるからと水分を控えてしまうと、脱水症状やミネラル不測が起こってしまいます。
 
医療機関を受診する目的は特効薬をもらいに行くのではなく、正しい対処法を学びに行くことが大切です。もし、ノロウイルスの可能性がある場合には家族に移さないよう感染の予防も教えてくれるでしょう。

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まとめ

ノロウイルスは気温が下がり乾燥し、私たちの免疫力が下がる冬に流行しやすいウイルスです。ノロウイルスが感染する理由には、カキなど生の貝類からの感染、ノロウイルスに感染した方の嘔吐物や排泄物に触れてしまうこと、ノロウイルスに触れた手を介して広がってしまうためです。
 
寒い季節にはノロウイルスが流行します。感染を広げないためにも早めの医療機関の受診が大切です。

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