【大人のおたふく風邪】取り返しのつかない後遺症の原因に

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おたふく風邪は子供であれば、かかることの多い感染症ですが、大人になってから感染すると大変危険な後遺症があります。それはいったいどんな症状なのか、また感染しないための注意について書いています。

おたふく風邪の原因と症状

おたふくの正式名称は流行性耳下腺炎といい、ムンプスウイルスと呼ばれるウイルスが顔にある唾液を作る袋状の耳下腺に感染することで起こる感染症です。
 
おたふくの症状は38度以上の発熱と耳下腺にあたる、顎のラインの大きな腫れです。感染経路はくしゃみや咳による飛沫感染、唾液に触れた手を介した接触感染です。
 
12歳未満の子どもにかかりやすい感染症ですが、大人が感染するとより深刻です。

大人のおたふく風邪の後遺症

大人がムンプスウイルスに感染した場合に起きる取り返しのつかない病気が3つあります。

  • 髄膜炎

1つは、髄膜炎です。脳や脊髄を覆う髄膜と呼ばれる膜が炎症を起こし、風邪とは比べものにならない頭痛や意識を失うこと、そして後遺症を残すこともあります。
 
おたふくによって髄膜炎を起こす確率は10人に1人、病気としてはかなり多い方です。

  • 重度の難聴

もう1つが重度の難聴です。こらは耳の中にムンプスウイルスが入り込んで、内耳と呼ばれる部分を破壊してしまうためです。
 
そして、厄介なことに1度破壊された内耳は本来の聴力を取り戻すことはありません。

  • 精巣炎

さいごに、男性では睾丸にムンプスウイルスが入り込んで炎症を起こす精巣炎が起こりやすいと言われています。精巣炎で炎症を起こした精巣は生殖機能を失ってしまいます。
 
幸い片方ずつに感染するとのことなので、もう片方の精巣が無事であれば不妊症になることは少ないと言われています。この精巣炎の頻度は男性の5人に1人と言われています。

おたふく風邪のワクチン接種

残念ながらムンプスウイルスを抑え込む治療法は現在行われていないようです。そのため、なってから治療するより、ならないよに予防することが大切といえます。
 
まずはワクチンの接種です。日本では現在ワクチンの接種は任意とされています。お子さんのうちにワクチンを接種し、免疫を獲得しておくことが大切です。
 
次に、おたふくが疑わしい人との接触を避けることです。本来でしたら、おたふくの疑いがある人自身に気をつけてほしいものですが、そうもいきません。
 
万一どうしても近くに行かなければならない必要のあるときには、双方でマスクを着用し、離れるときには手を洗うことが大切です。
 
インフルエンザの時期では風邪の人もそうでない人もマスクを着用している光景を見かけます。
 
残念ながらおたふくに時期はありません。まずはワクチン、次にマスクで危険なおたふくを予防しましょう。

まとめ

子供であれば、比較的治りが早いおたふく風邪ですが、大人になってから感染すると、とても怖い病気です。幼少期に感染してない人はワクチンを接種して免疫をつけておく必要があります。
 
人に移しても移されても嫌なものです。後々後悔しないためにも、抗体を持っているか不明な場合は、まず抗体検査を受けるようにしましょう。

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