年越し蕎麦を食べる3つの理由。地域によって異なる蕎麦の特徴

大晦日に食べる年越し蕎麦には、どんな意味があるのでしょうか。また、蕎麦は地域によって異なります。今回は3つの地域の蕎麦を紹介します。

スポンサードリンク

年越し蕎麦はいつから食べられていたのか?

年越し蕎麦が日本で食べられるようになったのは、19世紀の始め江戸時代には既に文化として定着していたようです。定着していた記録は19世紀ですが、記録は18世紀の頃からあり、以前から各地で年越し蕎麦を食べる家庭はあったようですね。

年越し蕎麦を食べる理由は?

さて、年越し蕎麦はなぜ食べられているのでしょうか?いくつか理由がありますので、3つほどあげてみましょう。

  • 蕎麦は長いため長寿を願った

1つめの理由は、蕎麦の長さから長寿を願って食べられるようになったことです。長寿を願う蕎麦は大晦日でなくてはならない、というわけではなく祝い蕎麦と呼ばれ年が明けてから食べる地域もあります。

  • 蕎麦は切れやすいため、1年の悪いことを断ち切る

2つ目の理由、こちらが年越し蕎麦を食べる主な理由ではないでしょうか?蕎麦はうどんに比べて切れやすいため、1年の悪いことを断ち切る目的で食べられます。この場合は、年が明ける前に悪い出来事を断ち切らなければならないため、年が明ける前に食べきらなければならないと言われています。

  • 健康のため

最後の理由は健康のため。栄養の知識が広まっていなかった当時、蕎麦は「五臓の毒を取る」と言われていました。五臓の毒の他にも脚気が治るなど、江戸時代には蕎麦が好まれる健康的な噂が多かったようです。
 
蕎麦は栄養価が高いので、そのように言われていたのでしょう。とはいえ、脚気はビタミンB1不足で起こるので、そばを食べることで多少なりとも予防にはなったと考えられます。

食べてみたいご当地年越し蕎麦

  • おかめ蕎麦

おかめ蕎麦は関東に多い蕎麦で、かまぼこ、伊達巻卵、揚げ、葉物や豆でおかめの形に見せる彩り鮮やかな蕎麦です。歴史は古く、幕末から明治にかけて現代の千代田線根津駅付近にあった1軒のお蕎麦屋さんが発明したと言われています。他の地方にも、人物や動物を形取った料理やお菓子は古くからあり、キャラ弁やキャラ飯は昔からあったんですね。

スポンサードリンク
  • 越前蕎麦


越前蕎麦は福井県を代表する名物の1つ、蕎麦に大根おろしをかけてから熱い麺つゆをかける豪快なお蕎麦です。越前蕎麦の歴史は、おかめ蕎麦よりさらに古く江戸時代初期に始まったといわれています。福井県は蕎麦の産地でもありますが、蕎麦が生産されるようになったのは戦国時代。当時の戦国大名朝倉氏によって蕎麦の栽培が進められたと言われています。

  • 沖縄蕎麦


一風変わった蕎麦の1つが沖縄蕎麦。ソーキそばで有名な沖縄蕎麦ですが、珍しがられる理由は蕎麦粉を使わずに、小麦粉とラーメンの麺を打つ時に使われるかん水を使ったコシのある黄色い麺を使っていること。
 
そして、もう1つの理由は、同じ料理とは思えないほどのバリエーションの多さにあります。沖縄では、蕎麦といえば沖縄蕎麦ですので年越しにも食べられているようですね。
 
【余談】
 

さて、私の暮らす北海道の年越し蕎麦として、ニシン蕎麦が紹介されたこともありました。ですが、北海道のほとんどの地域でニシン蕎麦は食べませんよ。
 
逆に関西を訪れると「名物はニシン蕎麦なのかぁ」と思えるほど定番のメニューだと気付かされます。

関連記事

北海道の大晦日。自由な過ごし方と豪華なおせち料理
除夜の鐘はなぜ108回?煩悩の数え方と二十四節季

まとめ

年越し蕎麦のお話し、いかがでしたか?年越し蕎麦の歴史は江戸時代、18世紀には記録に残っており、幕末の頃には庶民の文化として根付いていたようです。
 
年越し蕎麦を食べる目的はいくつかありますが、長寿を願うこと、1年の悪いことを断ち切ること、言い伝えのある健康のためと言われています。
 
紹介させていただいた、ご当地の年越し蕎麦を食べるために、年末年始は各地で旅行はいかがでしょうか。

スポンサードリンク
error: Content is protected !!