花見で見かける桜6種類と開花時期

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桜といえばソメイヨシノが有名ですが、その他にもたくさんの種類があります。今回は桜の種類と開花時期についてお話します。

それぞれの地域で見られる桜の種類と開花時期

  • ソメイヨシノ

日本で最も見られている桜はソメイヨシノではないでしょうか。薄いピンクの小さな花が一斉に咲いているのは、気持ちが温まりますよね。最も早い開花時期は沖縄で1月中旬、九州では3月中旬から下旬、関東の開花時期は3月下旬になります。

  • ヤエザクラ

ヤエザクラは一見「ヤエザクラ科」という桜があるのかと思えます。実は、ヤエザクラは桜の1つの種類ではなく八重咲きに咲く桜をまとめてヤエザクラと読んでいます。

そのため、カンザン、イチヨウ、ヤエベニシダレなどの種類があります。ヤエザクラの関東の開花時期はソメイヨシノより2週間ほど遅れた4月上旬に咲きます。

  • ヤマザクラ

鮮やかなピンク色と大きな花が特徴のヤマザクラ、好きな方とそうでもない方に好み分かれるのではないでしょうか。好みが分かれる理由の1つに、花と葉がほとんど同時に咲く特徴があります。そして、色合いがソメイヨシノに比べてハッキリとしているためではないでしょうか。

関東の開花時期はソメイヨシノより数日遅れる程度です。好みが分かれるヤマザクラですが、嬉しいこともあります。

それは、同じ地域でも咲きはじめの差が大きいことです。そのため、お花見の期間にお休みが取れなくても、どこかでまだ咲いていることがあります。

  • エドヒガン

ソメイヨシノより早く花が咲くことで知られている桜がエドヒガンです。名前の通り、関東(江戸)で春のお彼岸の頃に咲き始める桜です。関東の開花時期は春のお彼岸の付近で3月中旬から下旬です。

  • セイヨウミザクラ

セイヨウミザクラという名前はあまり知られてはいないのではないでしょうか。サクランボの花といえばわかりやすいかもしれません。サクランボそのものが、佐藤錦やアメリカンチェリーなど種類が多いですが、ほとんどがセイヨウミザクラの仲間になります。

  • マメザクラ

マメザクラはあまり馴染みのない桜です。フジザクラ、ハコネザクラとも呼ばれており富士山周囲に自生する桜のようです。

北海道に暮らすわたしには、名前を聞くのも初めての桜ですが、富士山を訪れる方を楽しませてくれる桜のようですね。開花情報など全国へ向けた発表では、あまりされていないようですね。

突然変異で現れたソメイヨシノ

サクラ科の植物は突然変異を起こすことで知られています。花の色や花びらの数が変わって、全く新しい品種が生まれてきます。実はこの特徴を生かして品種改良に成功したサクラもあります。

それは、サクラの代表格のソメイヨシノ。ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラが自然に交配して生まれた品種です。その後、江戸時代初期から全国に挿し木で広まってゆきました。

現在でも、国内のほとんどのソメイヨシノは、ある1本の木から生まれたクローンのサクラといわれています。他にもヤマザクラやヤエザクラの仲間は突然変異を起こしやすいため、品種改良の対象となっています。

まとめ

日本国内で親しまれている代表的な桜はソメイヨシノ、ヤエザクラ、ヤマザクラ、エドヒガン、セイヨウミザクラ、マメザクラの6つです。その中で開花情報で取り上げられるのは桜前線での標準木にもなる、ソメイヨシノ。

その他にもヤエザクラ、ヤマザクラ、エドヒガンの開花が取り上げられています。ヤエザクラはそれぞれの種類により開花時期は異なりますが、エドヒガンはソメイヨシノより早く、ヤマザクラはソメイヨシノと同じか数日遅れる程度です。

お住いの地域の桜はどの桜でしょうか。ちなみに私の暮らす北海道西部では、ソメイヨシノとエゾヤマザクラが有名です。北海道の桜の開花は最も早い道南で5月上旬になります。もし来られるときには暖かい服装でいらしてくださいね。

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