母の日にカーネーションを贈る由来と色によって異なる花言葉

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母の日のカーネーションを贈るのにはどんな由来があるのでしょうか。カーネーションの色によって違う花言葉についても書いています。

母の日も多様化している

母の日は5月の第2日曜日にお母さんに感謝をして、お花やプレゼントを贈る日として有名です。父の日に比べて、お子さんは忘れることなく覚えていてくれる大切な日ですよね。

私が幼い頃には、母の日には決まってカーネーションを贈ることになっていました。今でもカーネーションがプレゼントの多くを占めますが、他のお花やお菓子を贈る方も増えているように、「決まりきった」風習から、「相手が喜ぶこと」に移り替わってきているようですね。

そんな、母の日の由来とカーネーションのお話をさせていただきます。

母の日にカーネーションを贈る由来

母の日の起源はイギリスで行われていたキリスト教の行事と言われています。始まりは古く、1600年頃には教会やキリスト教施設で行われていた記録が残っています。本来は産み育ててくれた母のみではなく、他の生命にも感謝する日とされていました。

日本に伝わった母の日は、キリスト教の行事を由来としたものではないとされています。実は全く別の母の日が伝わっていました。日本に伝わった母の日は、南北戦争時代のアメリカが起源です。

南北戦争当時のアメリカの女性たちが行った反戦運動(夫や子どもたちを戦わせてはならないという目的)、この運動の代表者を「立派な母親」として讃えた日が由来です。

現在では母の日の代名詞ともなっているカーネーションもこのときに贈られました。日本で母の日の行事が盛んになったのは、戦後のことです。きっとアメリカ文化の影響もあったのだと思いますが、感謝を忘れないという意味ではいい影響ですね。

カーネーションはどんな花?

カーネーションは、ナデシコ科の多年草です。原産地はイタリア、スペイン、ギリシャなどの南ヨーロッパから、中東地域の西アジア一帯です。南ヨーロッパのスペインやモナコの国の花でもあります。

また、中東原産ということまあり、実際の銅像などを礼拝することを禁止しているイスラム教では、美術的な作品に取り上げられてきた植物でもあります。

日本に輸入されたのは、江戸時代初期といわれています。国内で色の配合などが発展したのは明治時代以降、土倉龍治郎という方が現代のようなカーネーションの品種改良を整えたといわれています。

カーネーションの花言葉

カーネーションの花言葉は色によって変わります。どんな色を贈ったらよいのか参考にしてください。

  • 赤いカーネーション

現在の意味は「母への愛」。母の日にカーネーションを贈る習慣がない頃は「哀れな心」でした。母の日に贈る場合には「母への愛」で贈ると良いですね。

  • 白いカーネーション

「純粋な愛」という意味を持っています。花言葉としては素敵ですが、かつては白いカーネーションは母親を亡くした子供が買う色でした。

このことを知っている年代の方は驚かれてしまうでしょうから、年配の方には贈らないほうがいいでしょう。

  • 黄色いカーネーション

花言葉は「軽蔑」。お花が可哀想に思えてしまうほどです。花言葉を気にするお母さんには不快にさせてしまうのかもしれませんね。

  • オレンジのカーネーション

花言葉は「純粋な愛」「あなたを熱愛します」「清らかな慕情」。どちらかといえば恋人向けの花言葉ですね。とはいえ、ビタミンカラーで元気が出る色で飾ると華やかになります。明るい性格のお母さんにはぴったりの色かもしれません。

  • ピンクのカーネーション

花言葉は「感謝」「上品・気品」「暖かい心」「美しい仕草」。赤は飽きてきたと感じたら、明るい気持ちになれるピンクはプレゼントとして最適です。

  • 紫のカーネーション

花言葉は「誇り」「気品」。上品で落ち着いた色なので、若いお母さんよりも年配の方に向いています。

  • 青いカーネーション

花言葉は「永遠の幸福」。遺伝子組み換えや白いカーネーションに色をつけたものもあります。あまり見かけない色ですが、さわやかな印象があります。

まとめ

父の日に比べて大切にされている母の日。母の日のプレゼントとして長く親しまれているカーネーションは、花の色によって全く違う花言葉がありました。

そこで、どの色を選ぼうかと迷ってしまいますよね。贈るのはものではなくて、気持ちです。カーネーションではなくても、お母さんの好きなお菓子でも、あったら喜ぶなと思われる小物でも良いのではないでしょうか。

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