日本には四季があり、季節が変わる都度面倒くさくて大変なのが衣類の収納です。なかなか収納仕切れない衣服がでてきてしまったり、どこに何をしまったかわからなくなってしまったりします。しかし衣類の収納方法のコツをつかむだけで、大変だった衣類の収納も楽しくなってきます。
タンスに衣類を収納するときのポイント
衣類の収納スペースと言えば、まずはタンスですが、せっかく購入した衣類はできれば長持ちさせて大切に着たいものです。しかし、何も考えずタンスにとりあえず入れていくのはあまりオススメできません。
タンスという家具の特徴をつかんで収納することがポイントです。タンスは上段のほうが湿気が少なく、下段のほうが湿気が多いので、衣類の素材別に収納していくと良いでしょう。
上段には、湿気に弱いウール、シルクやカシミヤといった素材のものを収納し、逆にコットンや化学繊維などの湿気に強い素材は、タンスの下段の方に収納します。
また、どうしてもタンスに収まり切らないという場合は、密閉タイプのフタ式衣装ケースを使うと良いでしょう。できれば中身が見える透明タイプの物を使うと整理するときに便利です。
場所がない場合に押し入れの目線よりも高い位置に収納衣装ケースを入れてしまうと、出し入れに不便で中に何が入っているかもわからなくなるので、できれば収納ケースは目線よりも低い位置に置くようにするようにします。
ただし、衣替えの時の出し入れにしか使わないようなものであれば、目線よりも高いところに透明の収納ケースに入れることで、それ以外の収納スペースとして使うことができます。
衣類に折り目がつかないように収納するポイント
衣替えの時などで、これからのシーズンの衣類を衣装ケースから取り出してきたとき、変な折り目がついてしまっていることに気づいたりすることはないでしょうか。
せっかく綺麗にたたんでしまったつもりでも、着るときに折り目が目立つようでは何にもなりません。折り目をつけたくない服を収納する場合には、折り目の内側に細く丸く巻いた新聞紙をはさんでおくと変な折り目の後がつかずにすみます。新聞紙だとインクの臭いがつくのではと気にするのであれば、新聞紙の外側を包装紙でラッピングすると良いでしょう。
ハンガーにかけたままの吊す収納のポイント
コートやスーツなどは吊して収納しますが、クリーニングに出してビニール袋に入って戻ってきたものは、仕上げに蒸気を使っていてそれが完全に取り切れず残っている場合があります。
そのためビニール袋から出して、陰干しをして完全に乾燥させてから収納するようにします。陰干しする際には、日光によって衣類がいたまないように、日の当たらない風通しの良い場所に干すようにします。
ステンレスポールを固定してU字ソケットを使えば、そのU字ソケットのフタを取ることでポールをはずせるので、取り外し可能なハンガー型の衣類収納スペースをつくることができます。
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まとめ
- タンスの上段には湿気に弱い素材、下段には湿気に強い素材をものをしまう。
- 衣類に折り目をつけないように保管するには、折り目の内側に細く丸く巻いた新聞紙をはさんでおく。
- クリーニングに出した洋服は、陰干しをして乾燥させてから収納する。
タンスに衣類を入れる際にはタンスの特徴を知ることが大切です。衣類を長く持たせるためにも、上手に収納しましょう。常に気持ちよく着るために日頃のお手入れも忘れずに。