暑気払いはいつから行うもの?会社で行う際のポイントを押さえておこう!

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「暑気払い」は「しょきばらい」と読み、あまり日常的に耳にしない言葉かもしれませんね。暑気払いの意味は、暑い夏に冷たい食べ物を食べたり飲み物を飲んだりして、身体を冷やして身体に溜まった熱を取り除こうとすることです。つまり、おいしいものを食べて、飲んで、暑い夏を頑張って乗り越えよう!という意味です。今回はこの「暑気払いの時期」と「会社で行う際のポイント」についてお話します。

暑気払いの時期はいつ?

暑気払いの時期には特に決まりはなく、夏の暑い時に行うものとされています。だいたい6月下旬から9月上旬ごろですね。しかし、年ごとに暑さの時期も暑さの厳しさも異なるので、「暑い!」と感じた時が始まりと考えてよいでしょう。

暑気払いのおすすめの時期は、小暑を過ぎた梅雨明けの頃です。梅雨明けは地域やその年によって変わってきますが、だいたい7月中旬~下旬ですね。それ以上遅くなると、夏も本番に差し掛かり、まさに暑い夏を乗り越えている最中になってしまいます。

屋外のビアガーデンなどで暑気払いの飲み会を行うのにも、梅雨明けの頃がまだ過ごしやすいかと思います。夜は意外と涼しかったりしますからね。

もし二十四節季に合わせるとしたら、夏至(6月21日頃)・小暑(7月7日頃)・大暑(7月23日頃)・立秋(8月8日頃)などを参考にしてみてください。

暑気払いにおすすめの食べ物!

現在の暑気払いと言えば、キンキンに冷えたビールをグビッと!が定番となっていますが、江戸時代から明治時代の頃に行われていた暑気払いは、枇杷(びわ)や桃の葉を煎じて作られる「枇杷葉(びわよう」という薬湯につかる風習がありました。枇杷や桃の葉には体を冷やす作用には身体を冷やす効果があったからなんですね。

ではここで、暑気払いにおすすめの食材をいくつか紹介します。

・麦を使った食品
麦には身体を冷ます作用があります。暑くて食欲がなくなる7月~8月によく食べられる素麺や冷麺にも麦が使われており、夏バテ防止にも最適です。また、ビールの原料も麦なので、まさに昔から伝えられている暑気払いの食材ですね。

・きゅうりやゴーヤやスイカなどの瓜
これらは、夏に旬を迎える食材です。特にきゅうりやスイカには優れた利尿作用をもたらすカリウムが豊富に含まれています。体を冷やすと同時に、体内にたまった老廃物を尿として体外に排出できるのも嬉しいですね。

・氷食品
アイスクリームも良いですが、日本の夏に欠かせないのはやはり「かき氷」!!平安時代中期に活躍した女流作家の清少納言も、夏になると大好きなかき氷を食べて暑気払いをしていたそうですよ。

暑気払いを会社で行う際のポイント!

基本的には会社の定期的な飲み会と変わりませんが「暑気払い」として飲み会を開催するからには、夏らしいポイントを組み込むとそれっぽくなるでしょう。

【司会編】
乾杯の挨拶・締めの挨拶は基本です。基本的には乾杯の挨拶を一番偉い上司、締めの挨拶を次に偉い上司にお願いしておきましょう。当日は挨拶を振るだけにしておくと楽です。

もし、自分で挨拶をしなければならないときは「本日はお暑い中お集り頂き、ありがとうございます!暑気払いということで、今日は美味しいごはんと美味しい飲み物をたくさんいただいて、また来週から仕事を頑張りましょう!乾杯!」くらいの端的な挨拶兼乾杯の音頭で良いかと思います。

【出し物編】
暑気払いの飲み会は、忘年会や新年会みたいにビッグイベントではないので、基本的には飲み食いがメインで構わないと思います。ただ会社のカラー的に何か出し物やイベントが必要な場合は、ビンゴやカラオケ大会など定番のゲームで、景品に夏っぽいものを用意すれば、それらしくなるかと思います。

まとめ

暑気払いは、夏の飲み会や集まりを企画するうえでの口実にもなるので覚えておいて損は無いかと思います。暑い夏もこれで楽しく乗り越えましょう!

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