東積丹でサクラマスフィッシングするときのポイントと攻略法

積丹ブルーと呼ばれている、透き通った海が自慢の積丹半島。水産資源が豊かな積丹半島では、4月から5月にかけてサクラマスが釣れることで知られています。

さて、サクラマスのお話の前に積丹半島は先端の神威岬に向かって右側を東積丹、反対側を西積丹と呼んでいます。今回は東積丹のサクラマスのポイントと攻略法のお話をさせていただきます。

東積丹のサクラマスの5つのポイント

神威岬から国道229号線を東へ向けて30分ほど走ると訪れる砂浜が野塚海岸です。サクラマスは野塚海岸全体で釣れていますが、中でも河口の両岸がポイントになります。遠浅のサーフですので、遠投用の道具とウェーダーは必須です。

マッカ岬とピリカ岬に挟まれた幌武威漁港は、東積丹のサクラマスのポイントの中でも不思議な存在です。周囲に目立った流入河川もないですが、シーズン全般に渡って安定した数が釣れています。私自身のサクラマスの初釣果もこちらでしたよ。

防波堤では、テトラポットの上に上がっての釣りになります。ライフジャケットを忘れずに装着してくださいね。

美国小泊海岸は美国漁港に向かって右側に広がる砂浜です。港そのものが河口でもある美国川が流れており、海岸全体が一級のポイントといっていいでしょう。駐車場と公衆トイレがあるのが嬉しいところです。

古平川河口海岸は名前の通り、古平川の河口周辺です。大きく澄んだ水が流れる古平川、その河口の遠浅の海岸全体は毎年サクラマスの釣果が上がっていますよ。河口のため、毎年攻略法は変わります。

最後のポイントは、町にいながらサクラマスを釣ることができる余市市です。ガソリンスタンドや小学校の裏の海で大型のサクラマスが上がることも珍しくありません。

駐車場スペースがなく、私有地もあります。車は駐車場に停めて歩いて移動する方がトラブルが起きずに釣りが楽しめると思います。

まずは、食料や飲み物の購入に欠かせないコンビニです。最近テレビの北海道特集では、次のコンビニまで何10kmと冗談とも思える内容が報道されてますよね。大きな市が近くにある地域では起こりませんが、この積丹では本当に起こります。

まずはローソン余市富沢店、ここを過ぎて積丹へ向かうとおおよそ2時間半を走った先の岩内まで24時間営業のコンビニはなくなります。次にセイコーマート美国店、ここが東積丹最後のコンビニになります。

こちらは余市から古平の間にあり、公衆トイレを完備した広い駐車場があります。古平で釣りをされる場合、特に女性の方やご家族で釣りをされるときには屋外では済ますことができない用を足すときに便利な場所です。

余談ではありますが、かつて豊浜トンネル崩落事故と呼ばれる痛ましい事故があった場所、セタカムイ道路防災記念広場は事故を慰霊するために建てられた施設でもあります。亡くなられた方への慰霊と、安全の祈願のためにも手を合わせていただけますと幸いです。

3つ目の施設は名前の通り、釣具屋さんです。余市にお店を構えるプロショップかわぐちは、積丹半島から南は道南、北は留萌まで幅広く釣り情報が集まり道央の釣りの拠点です。地域の情報を集めているため、道具も地域に合った実用的なものばかり。

「古平川河口海岸では、このルアーで釣れました」といった写真つきの生の情報が多く掲載されています。このプロショップかわぐち、実は今のご主人で3代目とのこと。私の祖父が釣りをしていた頃は、初代のご主人だったようなので、時代を超えて愛される釣具屋さんなんですね。

今回は積丹半島の中でも、東積丹と呼ばれる5つのポイントを紹介させていただきました。積丹半島は北海道の中でも、利便性の低い地域でもあります。

コンビニ、自動販売機、公衆トイレの場所は把握しておいた方がいいでしょう。釣りで困ったことがあると、プロショップかわぐちを尋ねるといいと思いますよ。