意外!?「関節リウマチ」は30~40代の女性に多い

全国に70万から100万人の患者がいるとされている「関節リウマチ」。意外なことに20~40代の女性に発症することが多い疾患です。早期に治療を開始することが大切です。

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「関節リウマチ」の症状と原因

「関節リウマチ」は、年配者の病気と思われがちですが、20~40代で発症することが多い疾患で男性よりも女性の方が圧倒的に多いです。中でも30~40代の女性に多いため、働き盛りや子育て中の女性にとって生活が制限されてしまいます。

リウマチとは、ギリシャ語で「流れる」という意味を表す「リウマ」という言葉に由来しています。「関節リウマチ」は、その名の通りある特定の関節ではなく、首や足、膝など、痛みが全身に流れるように生じます。その原因は、身体の免疫機能に異常が生じることです。本来は、侵入してきた細菌ウイルスから身体を守るはずのリンパ球が、誤って自信の身体の一部を攻撃してしまいます。

こうした病気を「自己免疫疾患」と呼びます。関節リウマチはリンパ球が関節の一部を攻撃することで滑膜(かつまく)に炎症が起こり、痛みを生ずる自己免疫疾患の一つです。滑膜とは、関節を包む膜のことで、滑膜は関節液(滑液)を分泌することにより、関節をスムーズに動かしたり、関節にある関節軟骨と呼ばれる部位に栄養を与えたりする役割を持っています。

リンパ球は、血管を通って全身に流れていきますので、痛みも全身の関節に広がっていくのです。加えて、関節だけでなく、他の臓器にも影響を及ぼすので、疲労感、微熱、筋肉痛などといった症状が現れます。また、「乾燥性角結膜炎」「間質性肺炎」「強幕炎」など、他の疾患を合併することもよくあります。

「関節リウマチ」の診断方法

関節リウマチになると、関節の破壊が進みます。従って関節が壊れる前に治療を開始することが大切です。そこで「アメリカリウマチ学会」と「欧州リウマチ学会」では、2010年に新しい基準を作り、慢性化して関節を壊してしまう関節炎を関節リウマチと定義づけました。

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それ以外の関節炎と分類し、即気診断ができるようにしました。日本でも、その基準に従い、症状の確認や触診による医師の所見、各種検査をもとに総合的に診断を行っています。同じような症状を呈する疾患には「変形性関節症」など、10以上の鑑別すべき疾患があります。

従って、医師の診察に加えて、「血液検査」で炎症の度合いを調べたり、「尿検査」で腎機能を調べたり、「エックス線検査」や「コンピューター断層撮影(CT)検査、「磁器共鳴画像装置(MRI)検査」で骨の状態を確認したりします。

典型的な初期症状は、朝起きた時のこばりです。特に手の指が動かず、握ることができない状態になります。また関節の痛みや腫れなどが生じます。進行すると、微熱、目や口の乾き、倦怠感などの症状がでてきます。

早期に治療をし「寛解」を目指す

治療のゴールは、全治とまでは言えないが病状が治まって穏やかになる「寛解(かんかい)」が目標です。痛みや腫れがなく、検査値でも異常がない状態です。

かつては、ステロイド薬や抗炎症薬で痛みや炎症を抑えたり、悪くなった関節の部位を取り除くなど、対症療法しかできませんでしたが、今では、新たな治療薬の誕生などで、病気の進行を押さえ、患者さんの生活の質を保つことができるようになってきました。

「寛解」を目指すために大切なことは、何よりも早期に治療を開始することです。加えて、その症状や進行度合いによって、適切な治療薬を選択し、用いることが重要です。

まとめ

  • 「関節リウマチ」は、身体の免疫機能に異常が生じることで、侵入してきた細菌ウイルスから身体を守るはずのリンパ球が、誤って自信の身体の一部を攻撃してしまう疾患。
  • 診断方法は、医師の診察に加えて、「血液検査」、「尿検査」、「エックス線検査」や「コンピューター断層撮影(CT)検査、「磁器共鳴画像装置(MRI)検査」を行う。
  • 「寛解」を目指すために大切なことは、何よりも早期に治療を開始すること。

年配者の病気と思われがちな「関節リウマチ」は、実は20~40代でも発症することが多い疾患です。忙しい毎日を送っていると気づきにくくなりがちですが、進行すると微熱や目や口の乾き、倦怠感などの症状がでてきます。このような症状があるときは早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

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