春から社会人になった人や今、就職活動をしている人、学校の制服で革靴を履く人など、日ごろから革靴を履いている人は様々ですが、そんな革靴の手入れで、プロが実際に行っている靴磨きのコツがあります。
靴を磨きやすくするコツ
靴磨きには、革靴用のブラシとクリーム、それから普通のタオルを使います。
まず、小さめのブラシでホコリをとります。当たり前ですが、靴で地面を歩いており、その地面の近くはほこりが多いので、まず、全体的にさっとホコリを除去します。
靴を磨く時のちょっとした工夫があります。少し力を入れて靴を磨くと、皮がへこみ、磨きにくい場合があります。そこで、いらなくなった新聞紙を丸めて、つま先に詰めるととても靴が磨きやすくなります。
全体的にホコリを除去した後は、今度は、きつく絞ったタオルで、革靴に染み付いた汚れをとります。その後、乾いたタオルでふき取ります。
次に、大きいブラシで、全体をならすように磨きます。皮が熱を持ち、皮が柔らかくなるのが分かります。そのようになるまで全体を磨きます。
靴クリームを塗るときのコツ
黒色の革靴の場合、丸ブラシの先に黒色のクリームをつけて、小さく回転させながら、全体にムラなく広げるようにします。ここでのポイントは、回転させながらクリームを広げるということです。
一方向に直線的に広げたり、上下、左右にブラシで広げるより、とてもクリームの広がりが良いのが、この回転をさせながら広げるというやり方です。ただし、シワの大きいところは、そのシワの線に沿って塗ると良いです。
最後に乾いたタオルで拭き取ると、革靴の靴磨きの完成です。
ワックスを使って、より一層靴に輝きをかけるときのコツ
大事な面接や重要な商談など、人と会うときは、靴を綺麗にしておきたいものです。服装も大切ですが、足元もとても目立ちます。実際、経営者の足元を見るととても靴の手入れが行き届いている人を見かけます。
そこで、特に革靴を輝かせたい場合のワックスの塗り方ですが、まず、布にワックスを回転させて拭きます。つま先など硬い部分は、水を一滴つけてくもりが取れるまで回転して磨きます。
ワックスと水は合わないように思えますが、この一滴だけ垂らしてくもりがとれるまでみがくのがポイントです。
ただ、注意しないといけないのは、靴箱に収納する時は、ワックスを使わないようにしてください。皮も呼吸をしており、靴箱にいれると皮が呼吸できなくなるので、カビがはえてしまいます。特に梅雨の時期になると、注意が必要です。
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まとめ
・靴を磨く時は靴の中に新聞紙を入れると型崩れしにくい
・靴クリームは回転しながら広げる
・つま先などの硬い部分には、ワックスに水一滴をつける。
「お洒落は足元から」と言います。靴がキレイだと良い印象になります。服装だけに気を配っていると足元は忘れがちになります。靴も手入れをして、トータルで良い印象になるように心がければ見た目もばっちりです。