少し前までは、犬は外に置かれた犬小屋で飼うスタイルが一般的でしたよね。しかし、最近は犬を室内で飼うご家庭が多いですよね。そんな中、室内犬のお散歩は行くべきかどうか悩みますよね。家の中で走り回っていたらわざわざ外にお散歩に行かなくても良いのでは…なんて思いますよね。そこで今回は、室内犬のお散歩についてお話します。
室内犬の散歩が必要な理由
室内犬と言えば小型犬がほとんどですよね。小型犬の場合、室内を歩かせているだけでも身体のサイズにあった十分な運動量は実際のところとれています。無理に散歩に行かせてしまうとかえって身体に負担をかけてしまうリスクもあります。ですので、犬種にもよりますが、小型犬の場合は、毎日15分程度の外でのお散歩が出来たら理想的です。
では、なぜ外でのお散歩が必要かと言いますと、理由は3つあります。1つは、肥満予防と老化防止の効果があります。家の中は割と平らなところが多いと思いますが、外を散歩することで、坂道や段差、砂利の上など、様々な場所を歩くことが出来ます。この運動が、脂肪燃焼効果をより高めて肥満防止に繋がります。また、老犬の場合は、外を歩くことで五感が刺激されるので認知症の予防になります。
2つ目は、ストレス解消の効果があります。散歩に行くことで犬の本能的な欲求を満たすことができるため、ストレス解消にも繋がります。ほかの犬と触れ合ったり、広い公園を走り回ったり、犬にも開放的な気持ちは大切なのです。
3つ目は、犬の社会性が身に付きます。人間の飼い主さんにしつけをしてもらうことも大切ですが、散歩中に犬同士が触れ合うことで、犬にしかわからない親交をしています。
室内犬を散歩に連れて行った後のお手入れは?
外を歩いた後、そのまま室内に入れてしまうと、室内が汚れてしまいますよね。外にお散歩に行った後はどのように足をきれいにしてあげたら良いのでしょうか。
① 濡れタオルで足を拭いてあげる
濡れタオルで拭くだけだと、肉球の間に湿り気が残り、汚れや細菌がたまって炎症を起こしてしまう場合があります。ですので、濡れタオルで拭いた後に、吸水性の高いタオルで水気を拭き取るなど、湿り気を残さないようにしょう。また、普段から肉球の間の毛を短く切っておくと、濡れた後も早く乾きやすいですよ。
② 乾いた布で足を拭いてあげる
汚れが少ないようならこの方法がオススメです。肉球を濡らさないので、足の裏へかかる負担が一番少ないです。
③ 足洗い場やお風呂場で足を洗ってあげる
洗った後にしっかり水気をふき取ることが大事です。シャンプーやせっけんのつけすぎには気を付けて下さい。毎日ではなく、汚れがひどい日や雨の日などは、しっかり洗ってあげると良いと思います。洗った後にドライヤーを使用する場合は、熱風だと暑くて可哀そうなので、冷風で乾かしてあげてください。
室内犬が散歩をしない時の対処法
室内に慣れてしまうと、散歩に行くのを嫌がる場合があります。しかし、室内犬にとっても散歩は大事な時間です。そんなときの対処法を紹介します。
① 病気やけがはないかを確認しましょう
病気や怪我が原因で外に行きたくないのかもしれません。身体に不具合はないか調べてみましょう。
② 散歩のコースを変えてみましょう
過去に大きな犬に吠えられたり追いかけられたりしたことがあると、トラウマになってしまう場合があるので、新たな散歩コースに連れて行ってあげてください。
③ 辛抱強く待ってあげましょう
散歩を嫌がる犬に対して、してはいけない事は叱ったり、怒鳴ったりする事です。ただでさえ嫌な散歩の時間が余計に嫌な時間になってしまいます。止まってしまった犬に対して、横から引っ張ってあげたり、犬が自分から歩き出すまで待ってあげてください。
まとめ
可愛い愛犬は出来るだけ安全な室内に留めておきたい。という気持ちは分かります。しかし、犬はもともと野生の生き物です。広い世界を愛犬にも見せてあげてください。きっと、愛犬の新しい姿を見ることが出来て、飼い主さんにとっても、愛犬との思い出が増えるきっかけになると思いますよ。