家の中で発生するカビにはアオカビ、クロカビ、ススカビの3種類があります。それぞれの特徴についてみていきます。
カビの正体は?
梅雨の時期の家の中にひとりでに生まれたように見えるカビ、不衛生に見えますしアレルギーなどの病気の原因にもなりますよね。そんなカビの正体は実は菌類の1種になります。
菌類は大きく分けて3種類あり、キノコ、麹、そしてカビです。その中でもカビは細い湿った糸状の菌糸と呼ばれる体を持った生き物です。
カビそのものは、ほとんど目に見えない菌糸として広がっていて、私たちが目にする白や黒の綿のようなカビは胞子になります。ですので、家の窓際で綿のようなカビを見つけた時にはすでに胞子を飛ばして繁殖を始めているんですね。
家の中に出るカビ
家の中に出るカビには幾つかの種類と特徴があります。今回は代表的なカビを3つ取り上げてみましょう。
- 食品に生えるアオカビ
アオカビはパンなどの食べ物を腐らせるカビです。色は青や緑などケバケバしい色をしていますので、目にする機会も多いと思います。このアオカビですが、完全な悪者ではありません。
イタリアンで食べることのあるゴルゴンゾーラチーズはチーズにアオカビを生やして発酵させた食品です。そして、結核を退治した薬ペニシリンもアオカビを原料に作られたものです。
- クロカビ
お風呂場や台所の隅、窓のレールや壁の黒ずみが梅雨の時期には増えてきますね。その正体はクロカビと呼ばれるカビです。クロカビの特徴は黒や灰色、緑など色が暗いついていてカビが生えてから広がるまでが早いことです。
浴室や壁の黒ずみでは壁の細かな凹凸にカビが入り込み、表面のみを掃除してもまたすぐに広まってしまうこともあります。そしてクロカビはアレルギーの原因にもなってしまうことで知られていますね。
- ススカビ
ススカビもクロカビと同じような場所に生えてしまいます。クロカビが生えてから広がるまでが早いのに比べ、ススカビは違う場所に広がりやすい特徴があります。さらにクロカビと同じくアレルギーの原因にもなることと、結膜炎や皮膚炎の原因になることもあります。
さっそくできるカビ対策
梅雨時期のカビ対策はCMでもお馴染みですよね。
- 除湿
- 清掃
- 除菌
この3つになります。
ですが、梅雨時期の日本で除湿をする場合にはエアコンの除湿機能や除湿機が必要になります。そこで、まずは除菌成分を含む洗剤でのこまめな清掃をお勧めします。清掃のポイントはエアコンのフィルターと換気扇の清掃を忘れないことです。
どちらもカビの胞子が集まりやすい場所で、せっかくカビを落としてもエアコンのフィルターと換気扇の清掃を忘れてしまうと再びカビが広まってしまう原因になります。
そして、休日には浴室や台所を塩素系漂白剤で完全に除菌してしまいましょう。
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まとめ
《カビの特徴》
- アオカビは食品を腐らせるカビ
- クロカビはお風呂場や台所の隅、窓のレールや壁の黒ずみ
- ススカビは違う場所に広がりやすい
カビはアレルギーの原因にもなります。カビ対策を早めに行うことで梅雨時でも快適に過ごせるようにしましょう。