年末の大掃除には、特別に新しいものを買うのではなく身近にある不用品を利用して掃除をしましょう。
年末の大掃除で大変な場所
- 水回りの細かな汚れ
お風呂、洗面台、トイレ、日頃から掃除をしている場所ですのでそこまで汚れていないと思いますよ。そこで、大掃除では普段はできないお風呂の天井、鏡の裏側、扉の隙間。
トイレではタンクの裏側、洗面台では棚の隙間などに溜まった汚れやカビを落とすことに取り組んでみてはいかがでしょうか?
水回りの細かな汚れでは、とにかく細かな作業が必要になります。そんなときは「歯ブラシ」が役に立ちますよ。
- 換気扇
とにかく汚れやすい換気扇、我が家では料理に加えて換気扇の下でタバコも吸うためにさらに汚れています。大掃除に限らず、定期的に掃除をしたい場所ではありますね。
やはり換気扇の汚れで厄介なのは油汚れです。実は身近な家庭用の台所洗剤は油汚に特に強いものがあります。
- 窓と窓枠の汚れ
なかなか大掛かりな作業になってしまう窓枠と窓の汚れ。窓は夏の終わりから秋にかけて天候が崩れたときの汚れがついています。特に窓枠は定期的に掃除をしていないと汚れが溜まりがちですよね。
このときに役に立つ使い捨てにできる「新聞」や「歯ブラシ」が役に立ちます。
- 壁と床と天井の汚れ
こちらも1年の汚れを落とすために取り組みたい場所ですよね。いつもは床だけのところを、壁と天井にも取り組んでみることで綺麗な家での新年を迎えられそうですね。
新しく雑巾やお掃除シートを買う必要はありませんよ。「捨てる洋服」などが大いに役に立ちます。
身近にある大掃除のときに役に立つもの
それでは、それぞれの使い道をみていきましょう。
- 新聞紙
新聞を取っている家庭ではもちろんですが、取っていない家庭でも、たまに駅で買う新聞や無料サンプルで配られる新聞を保管しておくと便利です。
新聞紙が役に立つ場所は、「換気扇」と「窓と窓枠」の掃除です。換気扇の掃除で雑巾を使うと、油汚れで何度も洗わなければならないか、捨てる必要がありますよね。新聞紙は使い捨ての拭き取り紙の代わりになりすますよ。
そして新聞紙が最大の力を発揮するのが、窓掃除です。新聞紙のインクには界面活性剤と呼ばれる汚れを落とす成分が含まれています。この成分は洗剤と同じです。窓に広くついた、「拭けばおとせる」程度の汚れは簡単に落とすことができますよ。
- 捨てる予定の衣服、キッチンペーパー
冬の衣替えで、捨てる予定の服は出てきましたか?Tシャツや肌着などで捨てる服がある場合には取っておくことをおすすめします。また、汚れや匂いのない、ただ古くなっただけの靴下も掃除に使えます。
目的はもちろん雑巾代わり、中でも水分を吸収しやすい綿素材のTシャツは床の水拭きに最適です。細かな場所の埃落としには、履き古した靴下を手にはめると、埃が飛び散らずに取り組めますよ。
もし、捨てる予定の服がない場合には、キッチンペーパーが役に立ちます。あるいは、クイックルワイパーがある場合は代用できます。このクイックルワイパーの紙は、油切り用のキッチンペーパーとそっくりな構造です。専用の紙に比べて割安で、新たに買うこともなく代用することができますよ。
- 食器用洗剤、洗濯洗剤
食器用洗剤と洗濯洗剤が役に立つ場面は洗剤の必要なすべての場面です。食器用洗剤、洗濯洗剤どちらにも共通しているところは油汚れに強いことです。中でも食器用洗剤は油汚れに特に強く作られています。換気扇の油汚れには最適な洗剤でもありますよ。
また、洗濯洗剤は油汚れに加えてたんぱく質の汚れを分解する成分を含んでいます。たんぱく質の汚れがどのような汚れかというと、私たちの体から出る汚れです。つまり、水回りの中でもお風呂と洗面台の掃除では特に効果がありますよ。
- 歯ブラシ
最後に歯ブラシです。もちろん新品ではありませんよ。使い古しで大丈夫です。この歯ブラシが役に立つのは水回りの細かな汚れです。
蛇口やシャワーのつなぎ目の黒い線、気になりませんか?水で濡らした歯ブラシでこするだけで、綺麗になりますよ。理由は、歯ブラシの毛が歯と歯の間、歯と歯茎の間の汚れを落とすために細くて丈夫な構造をしているからです。
蛇口やシャワーのつなぎ目は、歯と歯の間よりも広いので歯ブラシの毛は簡単に汚れを落とすことができますよ。
まとめ
年末の大仕事の1つ大掃除。必要になる掃除用品を揃える前に、身近にあるもの、捨てるはずのものが大活躍します。新聞紙、捨てる予定の衣服、使い古しの歯ブラシ。掃除用品を買う前に身近なもので試してみてはいかがでしょうか?