釣りが趣味の方が北海道旅行をされる場合、ほとんどの方が街中から離れた場所を訪れるのではないでしょうか。自然が豊かな北海道、さらに街中から離れた地域となると自然の真っ只中ですね。今回は、そこまで本格的ではないけど、ちょっとだけ釣りをしてみたいという方へ向けて札幌近郊で春のルアーフィッシングをする際の釣り場と注意点についてお話ししますね。
札幌市には海はない
まず、大切なことをお伝えします、北海道を訪れる方の多くが札幌に立ち寄られると思います。残念ですが、札幌市は内陸の街ですので海はありません。ですが、街中から数10分で海に行くことができる街です。
そこで、必要になる装備の1つに、レンタカーがあります。北海道内でレジャーをされたい方は、たとえ移動の距離が札幌近郊といっても必要になります。
後でもお伝えしますが、札幌の市内から公共交通機関のある最も近い海までは約22km、電車で50分、車では30分。北海道の移動では、街中、超長距離の移動(札幌と函館など)を除き車が圧倒的に早いといえます。
理由は、駅からさらに目的地までは交通機関が存在しない場所もあるからです。
レンタカーでアクセス良好な海の釣り場
レンタカーを利用して、釣りに出かけられる場合、札幌から往復で2~4時間の釣り場が「ちょっとだけ釣りを楽しむ」ことに向いています。
小樽~余市の釣り場
小樽から余市にかけて、小樽でしたら札幌駅周辺から高速道路を利用して片道1時間。余市町でしたら、片道1時間半程度です。
ルアーフィッシングでは、夏場でもソイ(メバルの仲間)、アイナメ(北海道ではアブラコ)が釣れるポイントになります。
積丹の釣り場
積丹は余市町のさらに西にある半島の地域で、半島先端までは片道2時間程度です。
魚の宝庫でもある積丹は、小樽や余市よりもソイやアイナメが多く、大きさも大きなサイズが狙えます。
また、3月から5月、遅い年は6月までサクラマスが釣れるポイントでもあります。
浜益の釣り場
浜益は小樽とは反対側、札幌市の北西部の町で石狩市浜益区と呼ばれています。
こちらは高速道路はなく、一般道で片道1時間半程度です。
釣れる魚の種類は積丹より少ないですが、4月から6月にかけてルアーフィッシングでサクラマスが狙えるポイントですよ。
北海道での釣りで気をつけたいこと
北海道の釣りでは、気をつけたいことがいくつかあります。「熊が出る」など、あまり起きないことを除いてお伝えしますね。
町と町の距離が遠い
札幌近郊といっても、小樽市や石狩市の中心部を過ぎると、住宅地はまばらでコンビニも10kmに1件程度の地区もあります。また、住宅地から離れているため本州から来られる方の予想以上に車のスピードが速いでしょう。周りの車に焦らず、自分のペースで運転してくださいね。
真夏以外は低体温の可能性がある
また、5月の初夏から6月を越えるまでは、昼間は20度を越える気温も珍しくはありません。ですが、夜は1桁の気温の日が多いでしょう。アウトドアには本州での、2~3月の服装をお勧めします。
トラブルが起きても通報してくれる人がいない
先ほどの町と町の距離が遠いこともあり、辺りに何もない場所で車のトラブルがあると、通報してくれる方がいないことも珍しくはありません。車のスピードも速く、止まっていても「路上駐車かな?」と通り過ぎてしまうことも多いです。事前に行き先までどのような道のりかを調べておく必要があります。
まとめ
札幌市に立ち寄って、観光地以外にアウトドアを楽しみたい方は魚釣りはいかがでしょうか?レンタカーを借りることで、小樽や余市、その先の積丹、反対側の浜益でルアーフィッシングを楽しむこともできますよ。
車での移動と釣りなどのアウトドアには、町と町の距離が遠いこと、昼と夜の気温の差が大きいことを忘れずに準備なさってくださいね。