毎回3日間で、のべ50万人以上が訪れるコミックマーケット。この運営を主に取り仕切っているのは、ほぼ無償のボランティアスタッフで成り立っているというのは有名な話です。そのボランティアスタッフは、イベントの前日と当日の参加が必須であるのに、毎年参加者が後を絶ちません。その人気の秘密はなんなのでしょうか?今回はコミケのスタッフについてお話しします。
コミケのスタッフバイトはどこで応募するの?
コミケのスタッフは完全ボランティアなのでコミケ主催者側で求人広告を出すことはありません。企業ブースなどでの販売員はその企業が雇っている人員です。
ですので、コミケでアルバイトをしたい場合は、その企業がもしかしたらアルバイトの募集を出しているかもしれません。
ボランティアスタッフとして参加したい場合は、毎年募集があるので、コミケのHPなどを確認してみてください。ボランティアスタッフの場合も、応募条件がいくつかあるのできちんと確認してくださいね。
コミケのスタッフにはどんな部署があるの?
コミケのスタッフになるには「準備会」というものに2回以上参加しなければなりません。準備会に2回以上参加した者が、スタッフとして登録され、部署ごとに部署責任者が配置されます。このスタッフは、会社組織として存在しているわけではなく、コミケ1開催ごとに集合して、開催が終わると解散になります。
館内は主に、サークル対応窓口、サークル対応、混雑対応、外周担当などがあり、それぞれの部署が連携しながら運営されています。準備会で各部署の仕事内容の説明が行われます。担当別の集合時間や、コスプレの可否、必要資格などの説明があります。
同時に、何か質問があれば質問することも出来ます。それを踏まえて、自分で行きたい部署を選ぶことが出来ます。準備会のスタッフは約3000人いて、そのうちの半数は館内担当になります。入口のお仕事は約400人と、少数精鋭の部署で有名だそうですよ。
コミケにスタッフとして参加している人たちの名言集!
コミケスタッフには名言が多い!と話題になっているので、いくつか紹介します。
★「もう少し、詰めてください!極限まで詰めてください!空けていいのは同人誌一冊分のスペースだけです!」
★「しっかり前を向いて歩いて下さい!人生と一緒です!」
★「倒れないようにお願いします!こんなところで倒れても二次元には到達できません!」
★「一番大切なのは命です!本ではありません!」
★「ゆっくり歩いてください!ハンターハンターの連載ぐらいゆっくり進んでください!でもやめないでください!」
★「自分の行きたい列に並んでください。分からない人は聞いて下さい。ここに何しに来たかわからない人は帰ってください!」
このコミケスタッフの名言は、もはやコミケの楽しみのひとつになっています。分かる人には分かるネタから、シュールで座布団一枚!なネタまで、行かれる方は是非、そんなコミケスタッフの言葉にも注目してみてください。
まとめ
コミケスタッフは、まさにコミケを支えている縁の下の力持ちです。中にはコミケの第一回目から40年間連続で働き続けた偉人もいるそうですよ!それだけ、やりがいがあり、「働いている」というよりは自分もスタッフとして「参加している」という感覚なのでしょうね。
自分達の好きなものを自分たちの力で開催して、同じものを好きな人たちが集まる場所を盛り上げる…これが何十年も続いていることは本当に凄いことだと思います。日本のシンボルになりつつあるコミケ、まだまだ目が離せないですね!興味のある方は是非、スタッフデビューしてみてください!