かつおのたたきの由来|戦国時代は鰹の生食が禁止だった

夏に魚を食べると言っても関東より南の夏は蒸し暑く、魚といえば土用の丑の日のウナギを夏バテ予防に食べるくらいしか思いつきませんよね。しかし、ウナギ以外にも、実は夏が旬の魚があります。それは、鰹(カツオ)と鯵(アジ)です。今回はその中で旬を迎えるカツオと、カツオのタタキのお話をさせていただきます。

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カツオのお話

カツオは魚の中ではサバ科と呼ばれるマグロやサバの仲間になります。マグロやサバと同じく、カツオも暖かい海を回遊する魚ですので海の温度が季節で変わる日本には夏が近づくと黒潮に乗って南からやってきます。

黒潮に乗ってやってきた夏に水揚げされるカツオを初鰹、秋に南へ帰っていくカツオを戻り鰹と呼ばれています。黒潮が流れる四国の高知県が有名ですね。

高知県では3~4月にはカツオが水揚げされ始めるそうですが、6月以降に水揚げされた初鰹が美味しいとされています。特に高知県では、漁師さんが太い竿1本で豪快に釣り上げる『1本釣り』が有名ですね。この1本釣りで水揚げされたカツオは特に鮮度が良く、生のままの料理に向いていると言われています。

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カツオのたたきは殿様のおせっかいが始まりだった!?

カツオと言えばカツオのたたきが有名ですね。表面を焦がして脂を閉じ込め、中の淡白な刺身を味わうことができる料理。専用のタレかポン酢との相性が最高のカツオのたたきですが、実は昔の料理人が工夫して作ったものではないと言われています。

カツオのたたきの始まりは江戸時代にまで遡ります。今の高知県の地域を納めていた殿様、山内一豊公は戦国武将上がりの非常に真面目な殿様だったそうです。

大河ドラマ『功名が辻』で上川隆也さんが奥さん役の仲間由紀恵さんと共演していた殿様です。山内一豊公は真面目で国民思いが強かったためか、食中毒予防のためにカツオを生で食べてはいけない法律を作ったそうです。

殿様は真面目でしたが、国民は皆真面目なわけではありませんよね。江戸時代の出来事ですが数年前に生肉で食中毒の死亡事故が起き、生食禁止になった最近の出来事によく似ています。

生のカツオを食べたい国民は、表面を焦がして焼き魚のようにしたカツオを堂々と食べていたそうです。きっとお役人に「これ!生のカツオは食べてはいけないと法律で決まっているぞ」と言われても、「これはいけない!ちゃんと焼けていなかったようです」と言い返していたのでしょうね。

まとめ

カツオのたたきには他にも由来がありますが、戦国時代の生食禁止令は興味深い話でしたので取り上げてみました。ダメと言われたところで簡単にやめられない美味しい食への探究心。とはいえ食中毒の事故はあとを絶ちません。生で食べる食材にはくれぐれもお気をつけください。

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