一年に一度の挨拶である年賀状ですが、皆さんはどのように制作されているでしょうか。その制作方法の種類と、それによるメリットとデメリットを考えてみましょう。
白地の年賀状に全て自分で書く場合
趣味で絵手紙などを書くことが好きな人や、筆で文字を書くことが得意な人にとっては、相手に自分だけのオリジナル年賀状を送ることができるので、制作段階においても楽しい時間だと思います。
送る相手によって挿絵や文章を変えることで、もらった側にも、より気持ちが伝わることでしょう。
しかし、デメリットとして、送る数が多い場合、制作時間が多く必要になります。師走は何かと気ぜわしい時期で、年賀状の制作だけに多くの時間をさく事のできない人も多いと思います。
裏面(通信面)が印刷されている年賀状
郵便局や各店舗で挨拶文や背景が印刷されている年賀状を購入して宛名は自筆する場合、郵便局だけでなく、コンビニや一般の店で、裏面を印刷済で販売している所が増えています。
また、その種類も豊富で自分の好みの物を選べますし、枚数も5枚入りなど小分けで販売されているので、送る相手によってデザインを変えることも容易です。
例えば、裏面に文章を付け加える余白のあるものを選べば、より気持ちのこもった年賀状になるでしょう。
しかし、宛名は自分で書かなければならないので、それなりの時間が必要になりますし、パソコンを使う場合でも、印刷をする手間がかかります。
年賀状の裏表の印刷を依頼する
郵便局やwebサイトで裏面(通信面)と宛名(宛名面)を全て印刷してもらう場合、郵便局窓口に宛名の書かれた過去のハガキを持ち込むか、宛名住所氏名のリストを提出することで、それを元にスタッフが目視確認し宛名として登録、印刷するというサービスがあります。
インターネットサイトでも、裏面と宛名を印刷してくれるところもあります。また、サイトによっては、そのまま投函まで行ってくれるサービスもあります。
この方法であれば、裏面の選択と宛名リストを用意するだけで、自分自身で書き込む作業は必要ありません。中々、年賀状作成に時間がとれない人にとっては、有難いサービスですね。
しかし、デメリットとして、直筆部分がないため、人によっては温かみを感じられないと思う人もいると思います。また、裏面と宛名の全てを依頼するには、料金の面で割高になってしまいます。
無地の年賀状を購入して、自分で制作する場合にかかる費用と比べると随分と高額になってしまいます。
あとがき
師走の忙しい時期の年賀状を書くのは骨が折れますね。そうかと言って、あまり早くから書くのも気乗りしません。
私に届いた年賀状に「今年で80歳になりましたので、年賀状は本年で最後にさせて頂きます。但しメールは歓迎します」という挨拶文が届いたことがあります。
年齢によっては、年賀状を書くのが負担になってくることもあります。受け取る方は楽しみにしていますが、出す方は負担になっている場合もあります。
そう考えると、メールで新年の挨拶は味気ないようにも思えますが、負担になるくらいならお互いにメールで気軽に連絡を取り合う間柄でいる方が疎遠にならなくていいようにも思えます。
それでも、仕事の関係でどうしても出さなければならない相手であれば、綺麗に印刷された年賀状で十分ではないでしょうか。