「甘酒」と聞くと、お正月に飲むイメージがありますよね?そんな甘酒が今、ダイエット効果や健康促進効果があるとして再注目されています。日常生活から取り入れると良い!なんてことを耳にするようになりました。
しかし、読んで字のごとく甘酒は甘いですよね。そこで気になるのは甘酒のカロリー。甘いけど本当にダイエット効果はあるの?糖分のとりすぎにならない?などなど、甘酒の疑問を解決していきたいと思います!
甘酒のカロリー・糖質は?
☆甘酒のカロリーは、一般的に100gあたり約81kcalと言われています。
同量のビールの場合、約40kcalと言われているため、甘酒はビールの倍にあたるカロリーがあることが分かります。
☆甘酒の糖質量は、一般的に100gあたり約17.9gと言われています。
これは高糖質にあたる数値です。同量のビールの場合、約3.5gと言われています。
甘酒は甘さを出すために砂糖やブドウ糖などを使用しているため、このような高いカロリーと糖質量になってしまうのです。
甘酒のカロリーや糖質で、糖尿病の心配は?
甘酒とは、米こうじに水分を足して、さらに発酵させたものです。その原材料は「米」と「こうじ」です。こうじの酵素が米のデンプンを分解してブドウ糖にするので甘くなります。そこでこの「ブドウ糖」が糖尿病の方には心配なポイントですよね。
ブドウ糖とは
「グルコース」とも言われるもので、吸収されるとそのまますぐに体のエネルギーとなってくれる優れものです。しかし、ブドウ糖が腸で吸収されると、血糖値は上がります。しかも、飲んですぐに血糖値は上がってしまいます。
ですので、糖尿病の方、または高血圧の方に甘酒はおすすめ出来ません。寧ろ、飲むことは危険ですのでやめましょう。どうしても飲みたい場合は、かかりつけのお医者様にご相談をしてみてくださいね。糖尿病の原因の一つには肥満があげられます。
[体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)]
この計算式でご自分が肥満なのかどうかが分かるBMI数値がでます。
・18.5未満 (低体重)
・18.5~25未満 (普通)
・25以上 (肥満)
BMI数値が25以上出た方は、糖尿病予備軍です。
ですので、高カロリー高糖質の甘酒を摂取することによって糖尿病のリスクは上がるといえるでしょう。気分転換や嗜好品として飲む程度は良いと思いますが、過剰摂取には気を付けてください。
甘酒を飲んで…太った…?!
ダイエット効果があると噂に聞いて飲み始めた甘酒。ただ飲むだけではもしかしたら逆に太ってしまうかも…。注意したい、甘酒の太る飲み方を知っておきましょう!
太る飲み方
①米麹甘酒ではなく、アルコールと砂糖を含む酒粕甘酒を選んでいた。
米麹甘酒は、太る原因の砂糖が不使用で、ノンアルコールで栄養価も高いと言われています。表示に注意して選びましょう!
②食事の置き換えではなく、食事量を変えず100ml以上飲んでいた。
米麹甘酒100mlを朝食に置き換えて飲むことが、甘酒ダイエットに成功しやすい方法です。
③就寝前に甘酒を飲んでいた。
睡眠中は消費カロリーが少ない為、高カロリーな甘酒を飲んでしまうと太りやすくなる危険がありますのでご注意を!
せっかく飲むのならば、より効果的な飲み方をした方が嬉しいですよね!これらのポイントを意識しながら甘酒ダイエットに取り組んでみてください。
関連記事
まとめ
今回は甘酒のマイナスな点にフォーカスしてお話してしまいましたが、もちろん美容効果や健康促進効果も十分に含む飲み物です!なにより、寒い冬にあたたかい甘酒を飲むと、身も心もあたたまりますよね。物事には良い面もあれば悪い面もある!ということで、色々な面を知ったうえで、ぜひ、毎日の生活に必要な方法で甘酒を取り入れてみてください!