蚊にさされるとかゆくなるのはなぜでしょうか。蚊にさされやすい人はどんな人でしょうか。そして、さされてしまった後の対処方法についても書いています。
蚊に刺されると腫れて痒くなる理由
アウトドアの季節の大敵、その1つが虫刺され、中でも痒みと腫れを起こし私たちを不快にさせる蚊ですね。蚊に刺されて痒くなる原因は、蚊が血を吸うときに私たちの体に注射する血を固まりにくくする成分が原因です。
脳梗塞や心筋梗塞の治療にも使われる抗凝固薬と呼ばれる薬剤と同じ仕組みで、血を固まりにくくして吸いやすくする成分です。この成分が私たちの体に入るとアレルギー反応を起こして痒くなり赤く腫れてしまいます。
蚊に刺されやすい人の6つの特徴
蚊に刺されやすい人の特徴は、血を吸うために人や動物を探すとき温度と二酸化炭素を手掛かりにしている特徴と一致します。蚊に刺されやすい人の6つの特徴をあげてみます。
- 体温の高い人
例えば女性より男性、高齢な方より若者が体温が高く蚊に狙われやすくなります。
- 呼吸の多い人
呼吸数が多い人は他の人に比べ二酸化炭素を多く吐き出しています。こちらも大人より子どものほうが呼吸数が多く新陳代謝が活発なため、蚊に狙われやすいといえます。
- O型の人
血液型で刺されやすい人もいます。それはO型の人。日本の富山医科薬科大学の研究では、O型の人が他の血液型の人に比べて刺されやすい結果が出ています。
- 汗をかきやすい人
- 体臭の強い人
汗をかきやすい人と体臭の強い人、この2つは同じ特徴とも言えます。蚊は人の体の中でも汗をかきやすく体臭の強い場所に集まる習性があり、特に足によく集まります。そういえば蚊に刺されやすい私も足首をよく刺されています。
- 色黒の人
最後に肌の色が色黒の人は刺されやすいと言われています。蜂も同じですが、昆虫は黒い色に集まりやすい習性があるためです。
蚊に刺されを悪化させない方法
蚊に刺されないために虫除けスプレーや防虫ネットをしても屋外で蚊に刺されてしまうことはよくありますよね。蚊に刺されたまま何もせず放置するとアレルギー反応が強く出て痒く腫れてしまいます。残念ながら、痒くならない腫れない薬はありません。
ですが、悪化させない方法はあります。それは、薬局でも市販されている抗ヒスタミン薬を含む塗り薬が効果的です。抗ヒスタミン薬はアレルギー反応を抑える働きがあります。
また、蚊に刺されて既に赤く腫れ上がってしまった場合は炎症を抑える効果のあるステロイドを含む塗り薬が腫れを抑えることができます。
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まとめ
- 蚊にさされてかゆくなるのは、蚊が血を吸うときに私たちの体に注射する血を固まりにくくする成分が原因
- 体温が高い人や汗をかきやすい人は蚊にさされやすい
- 蚊にさされたら、アレルギー反応を抑える抗ヒスタミン薬、あるいはが炎症を抑える効果のあるステロイドが良い
屋外での活動が増える季節と蚊の活動が活発になる時期は同じです。これからアウトドアを楽しまれる方は抗ヒスタミン薬とステロイドの塗り薬の準備をして虫刺されに備えてみてはいかがでしょうか。