美しい肌を目指す人なら誰でも1度は半身浴を試したことがあるでしょう。自己流の人が多いですが、効果を発揮するためにも、正しい半身浴の方法とコツをご紹介します。
38℃で20分間入るのが基本
湯船に長時間入って汗をかくのが半身浴。いつもの湯温だと熱すぎるので、あらかじめ設定温度を38℃前後にしておきましょう。汗がじんわり出てくるのが20分程度ですから、温まったと感じたら外にでて冷たいシャワーを浴びてください。汗と一緒に汚れが流れた後は毛穴が引き締まり、ワントーン明るい肌に生まれ変わります。
その後はまた湯船につかって、汗をかいたらシャワーをするというパターンを2回ほど繰り返してください。それ以上、回数を増やしても疲れてしまうだけですから、時間にして1時間が限度で、途中でめまいや気分が悪くなったら、無理をせずに外に出るようにしてください。
ペットボトルの水を持って入る
半身浴では大量の汗をかくぶん、水分補給は欠かせません。できればお風呂にペットボトルの水を持って入り、適度に水分を補給しながら行うほうが良いです。
ジュースではなく水のほうが吸収しやすいですから、体に良いものであっても、半身浴の時は水を選んでください。もしくは、スポーツドリンクなどもあらゆる栄養素が入っているので、半身浴の水分補給に適しています。500mlのペットボトルを1本飲み切るくらいの気持ちでいると、ちょうど良い水分補給の目安になります。
半身浴後の汗は天然の保湿剤
普段の運動でかく汗よりも、半身浴の時にかく汗は質が良いのです。十分な水分補給をして、汚れを出しきった後の体からでる汗は、いわば天然の保湿剤といえます。入浴後しばらくの間は汗が止まらず、暑さを感じると思います。
体温を下げるために汗が出るのですが、時間が経つと肌の表面がサラサラになるのを実感できるでしょう。入浴後は、汗と水分をタオルで押すようしてふきとり、あとはバスローブなどを着て自然に乾かします。
汗が乾ききる前に保湿クリームを塗る
汗が乾ききる前に、保湿クリームを塗ってフタをしましょう。できれば入浴後10分以内に行うと、水分の蒸発を抑え、モチモチ肌がずっと続きます。
サラサラした汗とクリームの相互作用によって、いつもより肌の保湿力が上がるからです。全身にまんべんなくクリームを塗ったら、体温が下がるのを避けるため、早めに服を着て保温するようにしてください。
まとめ
- 38℃前後で20分程度。温まったら冷たいシャワーを浴びる。
- 水分補給を忘れずに。水かスポーツドリンク500ml位を飲み切るようにする。
- 半身浴後の汗は天然の保湿剤。汗を軽くふき取りバスローブなどを着て自然に乾かす。
- 汗が乾ききる前に保湿クリームを塗る。
半身浴のやり方を間違えると美肌から遠ざかってしまいます。正しい入浴方法とコツを覚えて美肌を目指しましょう。