グランピングという言葉を夏になると耳にする機会が多いと思います。グランピングは、ここ数年でブームになった「手ぶらで行き帰りできる高級感のあるキャンプ」のことです。今回はグランピングとキャンプのメリットのお話をさせていただきますね。
グランピングのメリットとデメリット
グランピングとは
「グランピング」という語源は「グラマラス(Glamorous)キャンピング(Camping)」を略した言葉と言われています。グラマラス(Glamorous)は、「名誉のある、栄光のある、輝かしい、きらびやか」と訳されるように、豪華さや格式の高さを表現する言葉です。キャンピング(Camping)は、直訳のようにキャンプをすること。
グラマラス(Glamorous)とキャンピング(Camping)が合わさることで、「格式の高いキャンプ」という意味です。グランピングの発祥地はモンゴルともヨーロッパとも言われており、グランピングを名乗ったサービスを提供するためにはいくつかの決まりもあるようですが、日本国内では「キャンプ用品の準備なしでも手軽に楽しめる豪華なキャンプ」として知られています。
グランピングのメリット
グランピングの最大のメリットは、キャンプ用品の準備がいらないこと。手ぶらで行き帰りができることでしょう。キャンプ用品は運ぶのに重たく、汚れたキャンプ用品は帰宅してから洗わなければなりませんよね。
そして、屋外での活動は気分はリフレッシュできますが、体は予想していたより疲れるもの。重たい荷物を持ち運びせずに移動できる方が疲れにくくもあります。
グランピングのデメリット
グランピングのデメリットは、1回あたりの費用が高いことでしょう。北海道の地域では1泊25000~50000円のコースで提供されています。細かな値段の差は後ほど比較してみますが、1回で25000円の費用があれば1~2泊の本州旅行ができる費用です。
グランピングとキャンプの費用の違い
グランピングの費用
グランピングの費用のはコースにもよりますが、北海道の札幌市から1泊2日で利用できる地域では25000~50000円のコースがありました。コースによって差がありますので、中間の37000円としましょう。
さらに、自家用車がなく車を利用する場合にはレンタカー1泊1万円とすると、合計で47000円。2人で行くとすると94000円、1泊2日では高いと思える価格です。
キャンプの費用
キャンプの費用も計算してみます。キャンプの費用は主にキャンプ用品と食品に分けられます。キャンプ用品はホームセンターやスポーツ用品店で販売している価格で2名分として計算してみました。
・テント×1 30000円
・イス×2 6000円
・シェラフ×2 8000円
・コンロ×1 7000円
・テーブル×1 5000円
キャンプ用品の合計は56000円になります。食料品は2人で多くて4000円程度、キャンプ場の利用料金は2000円程度、キャンプをされる方は当然自家用車を所有していますので、ガソリン代で2000円程度。キャンプ用品以外は8000円、合計で2人で64000円になります。
キャンプ用品は、何回もというわけにはいきませんが数年は使えるものですので、最初の1回さえ揃えることでお得にアウトドアを楽しむことができます。
グランピングに最低限必要なもの
手ぶらで行き帰りができるグランピングですが、最低限必要なものがあります。それは、雨具と防寒用の服装です。中にはテントにストーブを完備した冬季用のグランピング設備もありますが、春秋の季節は防寒用の服装を用意しておいた方がいいでしょう。
まとめ
手ぶらで後片付けもいらず、高級感のあるグランピング。手間はかかりますが、予算もかからず手軽に行けるキャンプ。どちらもいいところがあります。1年に1度の旅行の代わりに、思い出に残るグランピングもいいのかもしれませんね。