ガスやプロパンガスに比べると、一番光熱費がかからないのがオール電化です。それは深夜電力が使えるからです。さらに、オール電化は二酸化炭素も出ませんから、環境に優しいですよね。そしてその電力でも、一番節約の幅が大きいのがエアコンです。電気の節約方法をご紹介します。
オール電化で節電
電気ですべての家のエネルギーをまかなうことをオール電化といいますが、この方法は光熱費の管理を一本化できるメリットもあります。
オール電化の基本的な仕組みは、深夜の電気料金が安い時間帯にお湯をタンクに沸かして保存し、昼間それを使うというものです。こういう観点から、オール電化の特徴は、ガス代が必要ないので光熱費が節約できるという利点があります。ガスと電気と併用していると、毎月の基本料金を両方支払わなければなりません。しかし、オール電化にすれば、電力会社1本との契約だけでよくなります。
- オール電化だと深夜の電気代は格段に安くなる
電気料金プランの料金体系によっても変わりますが、オール電化で設置される電気温水器の場合、基本的に深夜電力を利用してお湯を沸かし、このお湯をお風呂や食器洗浄などに有効に活用します。
- オール電化は部屋の空気が汚れにくい
オール電化は二酸化炭素を排出しないので換気扇などを回す必要がなく、その分電気代の節約にもなります。
エアコンの節電方法
電気代の節約として一番のウエイトを占めているのはエアコンです。エアコンで節約できれば、電気代をかなり大幅にカットできます。
【エアコン節約法】
- 電源の入切はこまめにしない方が節電になる
エアコンは運転を開始する時に多くの電力を使うので、温度設定や風量を調節して電源を切らないようにした方が節電ができます。
- フィルター清掃で節電
エアコンのフィルターはほこりで目詰まりしやすいので、掃除機で掃除をしましょう。これ以外に、1ヶ月に一度位は水洗いするとより効果的。
- 1度の温度で10%減
夏は1度上げることと、冬は設定を1度下げることで、夏冬約10%の熱源エネルギーを削減できると言われています。
■夏のエアコン節約法
- 夏のエアコンには温度設定を28℃に設定
それ以上下げないようにして、風量調節や扇風機を置いたりして節電しましょう。
- 扇風機で温度調節
冷たい空気は下にたまるので、扇風機などを使って部屋の空気をかきまぜましょう。
- エアコンの室外機は周囲の温度を調節
夏は外気温度が高くなりますから、室外機の上によしづなどを垂らすと影ができ、気温を上げない効果があります。
■冬のエアコンの節約法
- エアコンは自動運転にしておく
冬のエアコン代は夏よりかかります。それは外気が低いのに、室内の温度を上げなくてはならないからですが、温度は一気に上げないとかえって電気代がかかるといわれます。ですから、ここは自動にしておくことが節約になります。
- 扇風機やサーキュレーターでエアコンの働きを助ける
エアコンから吹き出た暖かい空気は上のほうに溜まるため、扇風機やサーキュレーターを上に向けて回し、空気を循環させてあげると温かい空気が下まで降りてきます。
冷蔵庫の節約法
冷蔵庫も工夫次第で電気代を軽減することができます。
- 温度調整をする
季節に合わせて温度調節をしましょう。電気料金の節約につながります。
- 冷風口をふさがないこと
冷蔵庫の中には「冷風口」という冷気が出る場所があります。庫内に食料を収納する時は、この冷風口の前に物を置かないように気を付けましょう。食品は詰めすぎないことです。収納量の7割以下になるのが理想と言われます。
- 冷蔵庫を開ける時間を短くする
開閉の回数を少なくし、1回の開ける時間を短縮すること。
LED電球
熱を持たない電球なので、室温が上がらないのがメリット。いろいろなメーカーからLED電球は発売されています。
節電タップ
待機電力をカットするためにはなくてはならないものです。エネルギー省の統計では、待機電力は一般家庭でおよそ5.1%程度と言われています。
まとめ
夏でも冬でも、光熱費の節約にはエアコンがキーポイントです。上手に設定温度を管理し、扇風機などを総動員して節電に励んでくださいね。