もうすぐ幼稚園に通い始める子のいるママさん。お子さんの入園は嬉しい反面、心配なこともたくさんありますよね。特に食事の時間。こぼしたら拭いてあげる、食べにくいものは食べさせてあげる、蓋が開かなければ開けてあげる。ずっとそうしてきたのに、幼稚園ではなんでも一人でやらなければなりません。
そうはいっても、入園から間もない3~4歳の頃は、まだまだ自分でできず困ることが多いです。それはどの子も同じ。でも、お弁当タイムに泣いている我が子を想像すると、いたたまれないですよね。
ママさんの不安を少しでも減らすべく、知っておくと役にたつ幼稚園弁当の工夫をまとめました。
開けにくいものは半分開けておく
小さい子の中には、白いご飯は苦手で、ふりかけをかけないと食べられない子もいるでしょう。ひとくちゼリーなどが添えてあると、食後のデザートが楽しみで、食が進むかもしれませんね。
ところが、ふりかけの袋やゼリーの容器は、子どもにはかなり開けにくいもの。思いっきり引っ張って、ふりかけを全部こぼしてしまったり。油まみれの手で、ゼリーの蓋を開けようとしても、ツルツル滑ってしまったり。困っている我が子の姿、容易に想像がつきますね。
そこでひと工夫です。ふりかけなど小袋タイプのものは、ハサミで切り込みを大きくしておくのです。ほんの1~2ミリ、切り進めておくだけで、開けやすさが大幅にアップ。
ポーションタイプのゼリーは、ツメを折っておいたり、ほんの少しだけ開けておいてあげます。こうしておけば、自分で開けられる確率がぐんと高くなります。
隙間を埋める時はキッチンペーパーでもOK!
レシピサイトなどでは、「お弁当の隙間を埋めるのにぴったりの一品」が紹介されていますよね。確かに、弁当容器に食べ物のない隙間が多いと、困ったことが起こります。
幼稚園カバンの中でお弁当が揺さぶられるので、ひっくり返ったりグチャグチャになったり。それでは、お子さんがお弁当を開けた時にガッカリしてしまいますね。
しかし、入園直後は、子ども用の弁当箱に普通に詰めても、量が多すぎて食べきれない子も。食事の量を増やさずに、隙間が埋められるものはないでしょうか。
食材のかわりに隙間を埋めてくれる、いいものがありますよ。それはキッチンペーパー。ちょうどよく切ったり折りたたんだりして、隙間に挟み込みます。万が一お弁当が揺さぶられても、緩衝材になってくれますし、漏れた汁気を吸い取ってくれる効果も期待できます。
お弁当箱の蓋が開かない悲劇を防ぐには?
パッキンで密閉度が高められたお弁当箱。時々蓋が開かなくて四苦八苦の子がいます。蓋が開かないことには、せっかくのお弁当、誰かの手助けがなければ食べることができません。
お弁当の蓋が開かない原因は、中が真空になってしまっていること。ご飯などを生温かいまま詰めてしまうと、冷めた時に弁当内の気圧が下がって、開きにくくなってしまうんです。電子レンジで少し温めると簡単に取れるようですが、幼稚園ではそうはいきません。
解決策は、とにかく良く冷ましてから蓋を閉めること。中身を詰めすぎないことです。
抗菌シートと保冷剤で食中毒を予防
夏の暑い時期はもちろん、冬でも保育室の中は暖房されてかなり温度が高いことも。お弁当の中で菌が大繁殖していないか心配です。
対策としては、幼稚園で禁止されていなければ、保冷剤を持たせましょう。食事中に保冷剤をいじってしまうと、中身が飛び出して危ないです。小さい巾着などに入れて、紐を固めに結んでおくとよいですね。
また、100円程度で売っている抗菌シートを併用すればさらに安心です。お弁当ができあがったら、その上にペラリと乗せるだけなので、手間なしです。
弁当箱や水筒の名前がすぐ消えてしまう時は?
これは少し番外編になりますが、便利ですから是非。
弁当箱や水筒など、毎日水洗いするお道具は、油性ペンで名前を書いてもすぐに消えてしまいます。
そんな時は、裁縫箱の中にある「目打ち」などをつかって、プラスチックの表面に名前を彫り込むのです。彫った後に、上から油性ペンで書けば、溝にインクが入り込んでぐんと落ちにくくなりますよ。
同じお弁当箱や水筒の子は、意外とクラスにたくさんいます。取り違えのリスクを減らすためにも、名前が薄くなったら時々書き直しておきましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。一人で上手にお弁当が食べられれば、お子さんの自信になりますね。幼稚園の先生の手も患わせずに済みます。ママさんのひと工夫で、お子さんの楽しいお弁当タイムを演出できますよ。