釣り具屋さんのサイトや雑誌の情報で、地域の釣り場情報はある程度わかるようになりました。ですが、ピンポイントで「ココで釣れる」という場所は知られていないのではないでしょうか?
釣り好きの方は、自分が見つけたポイントはあまり人に話さないものです。例えば釣具屋さんの情報は、釣り人の情報を元に作られています。情報源が人ですから、ポイントを100mほどずらす誤魔化しもありますし、西を東と間違えたように伝える嘘もあります。
ここでは、何の利害もありませんし、私も今はそこまで熱中してはいません。正確な情報をお伝えしますので、ご安心ください
積丹のサクラマスが釣れる穴場ポイント
沖村川河口海岸(古平町)
トンネル事故の慰霊碑のあるセタカムイ公園の付近、沖村川と呼ばれる小さな川を見つけることができれば、すぐにわかるポイントです。河口から海に向かい左側は遠浅の砂利浜、右側は20~50m先に岩場のある深さのあるポイントです。
攻略のポイントは、漁師さんの網が入っていない日は迷わず右側の岩場を狙いましょう。どんな天気や、潮の満ち引きでもです。
もし網が入っている場合、残念ながら右側の魚の通り道は封鎖されています。迷わず左側で沖合80~100mを狙う釣りがポイントですよ。
幌武威漁港東防波堤(積丹町)
幌武威漁港で、4月中旬ごろからサクラマスが釣れるのは知られています。中でも東防波堤は他の場所が釣れない時でも安心して竿を振ることができる場所です。
その東防波堤でピンポイントの場所は、「折れ曲がった先5~10m」です。この防波堤は、1/3を過ぎると折れ曲がっています。この場所がいい理由は、水深が急に深くなること、そして浅瀬から沖に向かう潮の流れがあることです。
水深が深いといわれる幌武威海岸ですが、このポイントはサクラマスの通り道になっているようで、防波堤から20~30mの近い距離でもヒットすることが多いですよ。
積丹でサクラマスが釣れるポイントを見つける3つの方法
川の流れはある?
まず第1の方法は、川を見つける方法です。サクラマスはサケと同じく川を昇る魚です。春の遡上前になると、自分が育った川の匂いを探しながら海を回遊しています。
川はサクラマスが遡上する大きな川でなくてもかまいません。小さな川の流れでも、育った川を探しながら回遊するサクラマスの手がかりになりますから。
砂浜なら深さは十分?
積丹では砂利浜か岩場が多いですが、古平川河口、美国小泊海岸、余市町の海岸では砂浜が主なポイントになります。砂浜では、深さのあるポイントを見つけることが大切です。
ご存知の方も多いように、砂浜の海底は砂漠のようにデコボコしています。そのデコボコを見つけるポイントが波。波の高いところは水深が浅く、波の低いところは水深が深い場所です。
さらに急に波が長くなる場所は、底が急に盛り上がっている「カケ上がり」。その場所だけ波が立たずに泡が漂っていたり、沖に向かって砂が流されている模様がある場所は「カレント(離岸流)」のある場所、どちらも魚の通り道になっていますよ。
岸から急に深くなるポイントは釣りやすい
砂浜に限らず、岸から急に深くなるポイントは、手前までサクラマスが回遊してくるポイントです。このポイントはメリットしかありません。いくつか挙げますと、このようになります。
- 遠投の必要がなく疲れない
- 根掛かりの心配がない
- ルアーを細かく動かすことができる
- 目の前で魚がヒットする
このように足元から急に深くなる場所を見つけた場合、何度か通い海の様子を観察することも釣りの勉強になりますよ。
まとめ
ネットの発展で地域の釣り場情報は、ある程度わかるようになりました。ですが、「ずばりココ」といった情報は多くはないのではないでしょうか。今回紹介した沖村川河口、幌武威漁港は私自身が釣ったことのあるポイントで、その場所で釣り上げた人を見たことのある穴場ポイントです。
また、サクラマスの釣り場の開拓も兼ねてポイント探しをする方へのアドバイス。それは、「川の流れはあるか?」「砂浜なら深さは十分か?」。そして、岸から急に深くなる場所を見つけるのが大切になりますよ。