全国的にここ数年でブームになっているグランピング。私の暮らす北海道では1~2年で徐々にグランピングが整備されつつあります。興味が湧いて調べていると、本州ではグランピングは冬でも行けるレジャーで、ちゃんとしたコースもあります。北海道にはないのか?と思い調べてみました。
北海道でのグランピング~冬の場合~
「グラマラス(Glamorous)キャンピング(Camping)」を略したグランピング。「格式の高いキャンプ」という意味を持つグランピングは、モンゴルが発祥とも、ヨーロッパが発祥とも言われています。ここ数年でブームになったグランピングは、「手ぶらで行き帰りできる高級感のあるキャンプ」として北海道でもブームになりつつあります。
本州では、冬の季節にも寒さに凍えることなく楽しめるアウトドアとしてコースがあるようですね。実は、北海道民の私にとっては冬のグランピングはあまり魅力的ではありません。理由は、寒いことの辛さを知っていること、吹雪で死傷者が出ることを知っているからです。
北海道の冬に屋外でキャンプをする方は、登山やスキーの専門家の方と自衛隊の方の救助訓練のみでしょう。もちろん、コースとしてグランピングを整備されているため安全性には十分配慮されていることでしょう。
北海道のグランピングコースが冬でもある施設
北海道民には、あまり魅力的に思えない冬のグランピングですが、アウトドア好きにとっては興味のあるレジャーです。今回は、冬のグランピングコースがある2カ所のコテージを紹介します。
ニセココテージ ボンゴ広場
オープン当初から冬の営業も始めていたニセココテージ ボンゴ広場。冬のグランピングは石油ストーブが装備されたコテージ、共用のシャワー室、別料金で利用できるピザ窯など、冬でも夏と変わらないアウトドアを楽しむことができそうですね。ニセココテージ ボンゴ広場の魅力は、温泉地や市街地から近く、スキー場からも近い立地です。
もちろんグランピングを楽しみたいですが、特に冷える冬の季節は施設側も近郊の温泉で体を温めることを勧めています。グランピングを楽しみながら、付近の冬のレジャーや地域の暮らしに触れてみるのもいいかもしれません。
中札内農村休暇村「フェーリエンドルフ」
中札内農村休暇村フェーリエンドルフも冬に営業する数少ないグランピング場です。こちらは数は多くはありませんが、何とテントもあります。さらに、道外からいらした方が体験したことのないスノーモービルで森の中を駆け抜けるレジャーや、スノーシューと呼ばれるカンジキを履いて森の中を散策するレジャーを楽しむことができます。
北海道でグランピングを冬にする場合に必要な服装
グランピングが「手ぶらで行き帰りできる高級感のあるキャンプ」で、コテージや防寒性のあるテントが準備されているとはいっても、冬の北海道の郊外です。北海道外からグランピングを楽しまれる方は、防寒性のある服を用意する必要があります。
北海道の冬の普段の服装は、外側からコートや厚手のニット、次に長袖のニットやシャツや厚手のパーカーなどの屋内用の外着、さらに長袖の服、その内側に半袖の服、そして下着です。寒さが苦手な方は半袖の服の代わりに保温効果のある肌着を着用します。この服装で、普段の生活での防寒ができます。
先ほどの2つのグランピング場を利用、移動以外のレジャーをされない場合はこの服装で問題ありません。スノーモービルやスノーシューをされる場合には冬のアウトドア用の服装が必要になりますよ。
まとめ
北海道の新しい冬のレジャーになりつつあるグランピング。利用しやすく、暖かい設備を持った2つのグランピング場を紹介させていただきました。冬季のグランピングでは、他の地域にはない冬のレジャーを楽しめるコースもあります。北海道に冬の旅行を考えている方は、冬のアウトドア用の服装を準備して、新しい冬のレジャーを楽しまれてはいかがでしょうか?