主婦にとって家の掃除は大変な家事の一つです。数々のクリーナーが売られていますが、化学製品を使わなくても知恵や工夫によって掃除をすることができます。ここでは「窓ガラス」「こぼれた灯油のシミ」「たたみについた油性や液体汚れ」について書いています。それでは具体的に見ていきましょう。
窓ガラスの掃除には古新聞で代用
窓ガラスの汚れはガラスクリーナーを使うのが一般的ですが、家にあるものでも代用できます。それは古新聞です。使い方は簡単です。水にぬらしてゆるめに絞り、そのまま拭きます。
古新聞が窓ガラスの掃除になぜ、適しているかご存知ですか。それは新聞に付着しているインクが汚れを吸い取ってくれ、落としてくれるのです。
このインクは窓ガラスの汚れを取るばかりでなく、ガラスのツヤ出し効果もあるため、くもり止め対策としても効果があります。ぬれた古新聞でガラスを拭いた後は、乾いた古新聞で拭いて仕上げればくもり止めになります。
こぼれた灯油のシミには茶殻を使う
冬場、ストーブに使う灯油を部屋の畳やカーペットなどにこぼしてしまったという方は少なくないでしょう。こぼれてしまった灯油はシミになり、においも残ってしまうので嫌なものです。
こんな場合は灯油をこぼしてしまったところに茶殻をまいておくようにしましょう。茶殻が、においや、ちょっとしたシミも吸い取ってくれるので便利です。茶殻は手に付いてしまった灯油ににおい消しとしても効果を発揮します。
また、茶殻の他にも、灯油をこぼしてしまった場合はすぐに雑巾で拭かずに、粉石けんや小麦粉をふり、灯油を吸い取らせた後でほうきで取り、水ぶきしてもよく落ちます。
たたみについた油性や液体汚れの落とし方
小さなお子様がいらっしゃると、たたみも様々な原因で汚れてしまうことがあります。まず、チョコレートやクリームなど油性のもので汚れてしまった場合ですが、水と重曹などをいらなくなった歯ブラシに付け、汚れをたたみからかき出します。そして、布でたたみを軽く叩きながら汚れを拭き取ります。
このとき、あまり強めにかき出さないことがポイントです。強くかき出すとかえってたたみの奥に汚れが入り込んでしまうので、注意が必要です。
次に飲み物や調味料をこぼしてしまった場合です。このようなときはタオルかティッシュでまず吸い取ります。そしてその後、こぼしてしまったところに塩をまきます。
塩が湿りだしたら、いらなくなった歯ブラシで汚れと塩をかき出し、掃除機をかけて、水拭きとから拭きをします。
まとめ
- 窓ガラスの拭き掃除には古新聞を使う。
- こぼれた灯油のシミには茶殻をまいておく。
- たたみの汚れは油性の汚れか、液体の汚れかによって掃除の仕方が異なる。
化学製品を使わなくても家にあるものを物を利用して汚れを落とすことはできます。わざわざ「○○用洗剤」などを買ってこなくて済みますし、なにより環境にやさしいです。特にシミをつけたときは急いで落とした方が効果大。覚えておけば、イザというときに役立ちます。