母乳がでない理由にはさまざまありますが、食事も関係をしています。この食品を食べると母乳の出がよくなる、この食品は食べない方がいいなど言われていますが、大切なことは3食バランスよく食事を摂取することです。
食事が重要な理由
母乳は血液からできています。血液を作るには食事から栄養を摂取しなければなりません。たっぷりの質がよい母乳を出すには、食事を見直して血液を作ることが大切なのです。
授乳中は赤ちゃんの世話で忙しく、お母さんの食事がおろそかになっていませんか。育児で忙しく食事をしっかり摂る時間がないかもしれませんが、赤ちゃんの健康を維持するためには、お母さんがしっかりと食事を摂取して質がよい母乳を出すことが大切です。授乳中は1日3食をバランスよく食べましょう。
母乳がよく出るようになる食べ物
では、どのようなものを食べたらよいのでしょうか。特定の食品ばかりを食べて母乳の出がよくなることはないので、食事はバランスよく食べましょう。
気をつけて欲しいことはタンパク質が不足しないようにすることです。血液中の赤血球はタンパク質とヘムという鉄で作られているので、質がよい血液を作るためにタンパク質が必要になります。
タンパク質が豊富な食品は肉や魚ですが、赤ちゃんの世話で忙しいときに肉や魚を調理することはちょっと大変ですよね。
そんなときにおすすめの食品が大豆製品です。大豆は畑の肉といわれるほどタンパク質が豊富な食品です。大豆製品には、納豆・豆腐・豆乳・ゆばなどさまざまあります。納豆や豆腐などは調理をせずに食べられるので、食事の準備に時間をとれないときにおすすめです。
体を冷やす食材を避ける
体が冷えると血流が悪くなるので、体を冷やさないように気をつけてください。根菜類や味噌には体を温める働きがあるのでおすすめです。
人参やゴボウなどの根菜類を具材にした味噌汁は体を内側から温めてくれます。
一方、トマトやキュウリなどの夏野菜、砂糖、冷たい飲み物・食べものは体を冷やすので避けましょう。黒いものや冬が旬の食材には体を温める働きがあり、白いものや夏が旬の食材には体を冷やす性質があります。
砂糖の摂りすぎに注意
イライラがたまると甘いものを食べたくなりますが、砂糖をたっぷり使ったお菓子はおすすめできません。砂糖は血糖値を急激に上昇させ、その反動で低血糖を招いてしまいます。
甘いものが欲しいときは、さつまいもや果物がおすすめです。これらは食物繊維が含まれているので、砂糖のように急激に血糖値を上げることがありません。
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まとめ
- 母乳を出すためにはタンパク質が含まれる肉や魚、大豆製品を食べるようにしましょう。
- トマトやきゅうりなどの夏野菜、砂糖は体を冷やすので摂り過ぎないように気をつけます。
- 甘いものが食べたいときは、さつまいもや果物を食べるようにします。
育児をしながら3食キチンと食べるのは難しいかもしれません。完璧にやろうとすると返ってストレスになってしまいます。例えば魚料理を魚の缶詰にするだけで、ぐっとラクになります。
料理を完璧に作ろうとすると大変ですが、ちょっとした工夫とアイデアで気持ちにゆとりが生まれます。なんでも100%やろうと考えずに、少し取り入れてみることから始めるのが長続きの秘訣だと思います。