「チップ」とは、良いサービスを受けたことに対して感謝の気持ちとして支払うものです。「心づけ」として、サービスをしてくれた人に直接渡すものであって、支払わなければならない義務ではありません。香港にはチップの習慣が今でも残っています。
チップの習慣がない日本人にとって、チップの相場やどんな場面の時に渡すべきなのか、など、分からないことだらけですよね。ここでは、香港旅行の際に知っておいた方が良いチップの場面を厳選してお話します。
香港でのチップ:トイレ
一昔前は、香港では公共トイレの数が少なく、また、公共トイレは衛生面でも不安が多かったので、旅行の際はショッピングモールやホテルのトイレを利用することが多く、この場合は、トイレの清掃員にチップを渡していました。
しかし、最近では香港のトイレ事情も改善されてきました。日本に比べると清潔さは劣りますが、ショッピングモール内のトイレは清潔に保たれていてチップも不要です。
高級ホテルのトイレに入ると「トイレおばさん」や「トイレおじさん」と呼ばれている、蛇口をひねって水をだしてくれたりタオルを取ってくれたりするお手伝いさんが居るところがあります。その場合は2~5HKDのチップを渡せば十分です。(1HKD=14円※2018年5月22日現在)
トイレにお手伝いさんがいるなんて日本では経験できないことなので、香港旅行の際には一度経験してみるのもお土産話になるかもしれませんね。
香港でのチップ:タクシー
香港のタクシーは日本に比べるとかなり安いので、観光の際によく使うでしょう。日本と違って覚えておきたいことは、大きな荷物をトランクに積んだ場合は、トランクの使用量が別途でかかります。基本的には、チップを支払う必要はないのですが、1HKD以下はチップとして渡し、おつりを貰わないのが通常のマナーです。
そしてもうひとつ覚えておきたいことは、香港のタクシーに乗る際には乗車する前に「おつりがあるか」を運転手さんに聞きましょう。自分で細かい小銭を持っていたら安心なのですが、もしも大きい紙幣しか持っていない場合、おつりを持っていないタクシーが多いのでおつりを貰えない場合があります。気を付けてくださいね。
香港でのチップ:ディズニーランド
香港旅行の際、ディズニーランドに行く人は多いのではないでしょうか。香港のディズニーランドは立地も良く、コンパクトで回りやすく、半日でも十分に楽しめる広さです。そして、東京ディズニーランドでミッキーと写真を撮りたい!なんて思ったら、かなり気合が必要ですが、香港のディズニーランドでは、いとも簡単に写真を撮ることが出来るのでぜひチャレンジしてみてください。
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まとめ
チップの習慣がない日本人にとって、様々な場面で「ここではチップを払わないと失礼かな…」なんて悩んでしまうと思います。でも、そこまで深く考えなくても大丈夫です!あくまでもチップは「心づけ」です。
たまに、自らチップの要求をしてくる方や、チップが無いと舌打ちをしたり態度を急変させたりする現地の方もいますが、最後は自己判断で大丈夫です。
チップのだいたいの相場だけ頭にいれておいて、チップの文化に触れることも楽しみのひとつだと思って、そんなに神経質にならずに、香港のチップ文化に触れてきてください。